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福島第一原発事故のあとの除染で出た除染土は現在、福島第一原発の周辺に保管されていて、国は2045年までに福島県の外で最終処分することとしている。環境省は放射能の濃度が基準値以下の土は公共工事などで再生利用する方針で、県の内外で実証事業を予定しているが周辺の住民などに反対の声が上がり事業は進んでいない。こうした中、きょうIAEAが安全基準に合致しているとする報告書を伊藤環境大臣に手渡した。一方でIAEAは福島県外と定められている最終処分地がまだ決まっていないなど多くの課題があるとして地域社会との対話を繰り返していくことなどを提案している。