NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
横浜在住の増喜千恵さんは1人で3人の子どもを育てており、その中の聡志さんは自閉スペクトラム症と診断されている。苦手なことを聞いた時などに急に走り出すことがあるという。小学生の頃は一時行方不明になったといい、千恵さんは「会えなくなってしまうかもしれないと思うことが苦しかった」などと明かした。また当時聡志さんが通っていた施設に対し、預かってくれているという思いから不満を訴えられなかったとも明かした。こうした障害を抱える子どもの行方不明の背景には、預かる施設の人手不足があるという。大阪府住吉区の「じらふ住吉」では10人の子どもに対し5人以上の職員をつけているというが、十分なサービスを提供するには少ないという。実際に去年は一時行方不明者が2人出たとのこと。人員増加に関しても、施設の報酬が受け入れる子供数で決まるので、増やすに増やせないという。