離島へ…新天地で守った信仰

2025年7月20日放送 18:12 - 18:23 TBS
世界遺産 長崎と天草 250年の奇跡 秘められた祈り

江戸時代、弾圧を逃れ密かに信仰を守り抜いた潜伏キリシタン。独自の信仰の姿を伝える集落などが世界遺産になっている。潜伏の時代、開拓団などに紛れ込み九州本土を離れた人たちもいた。五島列島の野崎島には多い時に650人ほどが暮らしていたというが、現在定住者はいない。今では野生の鹿の天国だ。島の南端にキリシタンが作った集落があった。この島は聖なる岩を頂く古くからの神道の聖地だ。キリシタンたちは表向きは神社の氏子になることで自分たちの信仰を隠そうと考えた。
野崎島にはもう一つ、潜伏キリシタンの集落があった。禁教が解かれてまず、木造の教会が建てられたが、レンガ造りで再建された。設計から世耕まで全ての費用を自分たちで賄った。奈留島の谷間を切り開いたのも潜伏キリシタン。18世紀末頃に4家族が隠れ住み、その後40戸ほどに増えた。今では数件の民家が残るのみ。江上天主堂は信者たちが苦労して資金を集め、心尽くしの工夫で飾った。


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