S☆1 (東京世界陸上)
東京世界陸上マラソン代表、小山直城には、目の前に迫る大舞台への特別な思いがある。2年前、パリへの切符をかけた一発勝負、名だたるトップランナーが揃う中、ダークホースとみられていた小山は、鮮烈な勝利でパリへの扉をこじあけた。ところが、パリ五輪の結果は23位。あれから1年、世界陸上代表の座を勝ち取った小山は、世界陸上を見据えたトレーニングの一環としてサウナを取り入れたという。17年間毎日書いているという練習日誌。陸上のためになると思ったことは何でもする。ド真面目に陸上に向き合ってきた結果、無名の存在から日本のトップランナーへと成長できた。
