ワールドビジネスサテライト (ニュース)
三菱UFJ銀行とグループの証券会社2社が顧客企業の非公開情報を無断で共有し、金融庁から業務改善命令を受けた問題について、親会社の三菱UFJフィナンシャルグループは会見を開き亀澤宏規社長が陳謝した。金融商品取引法ではファイアウオール規制により、グループ内でも銀行と証券会社の間では顧客企業の経営情報の共有が制限されている。共有には顧客の許可が必要だが、3社は許可を得ずに株式の売り出しといった未公開情報を違法に共有し利用していた。三菱UFJ銀行などは今日、顧客の企業が自社の情報をグループ内で共有されることを拒んだ場合、対応するルールを明確にすることなどを盛り込んだ業務改善計画を金融庁に提出した。また、三菱UFJフィナンシャルグループの三毛兼承会長が月額報酬の30%を5か月間減額。亀澤社長と三菱UFJ銀行の半沢淳一頭取ら3人は月額報酬の30%を3か月間、減額するなど合わせて21人が処分を受けた。