NHKニュース7 (ニュース)
米国大統領選挙。民主党・ハリス副大統領、共和党・トランプ前大統領の支持率はきっ抗しており、大接戦のまま当日を迎える様相。ウィスコンシン州は伝統的に民主党の地盤とされてきたが、今、異変が起きている。デミエン・トンプソンさんは、ハリス氏には100%投票しない、経済的なリユでトランプ氏に傾いているという。ハリス氏が黒人有権者の支持を伸ばし切れていない現状は、全米でも浮き彫りに。前回、黒人有権者の間の支持率は、バイデン氏90%、トランプ氏9%だったが、今回、ニューヨークタイムズなどが行った世論調査ではハリス氏は78%。さらに男性に限ってみると、ハリス氏の支持率は70%まで落ち込み、反対にトランプ氏は20%まで伸ばしている。マーケット大学のチャールズ・フランクリン教授は、バイデン政権への評価が低く、人々は4年前より経済状況が悪化したと感じている、特にマイノリティーの男性に対するトランプ氏の働きかけが奏功している、などと分析した。理髪店を営むロレンゾ・デービスさんは、「ハリス氏が女性だから投票したくない」と考える人もいる、女性大統領を望んでいない、というお客さんもいると語った。