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石破総理大臣が見送りを決めた高額療養費制度の負担上限額の引き上げについて、野党側は「むしろ引き下げるべきだ」と迫った。共産党・伊藤岳議員の「がん患者さんは物価高騰の中でただでさえ生活圧迫、引き上げは絶対にやめてほしい、むしろ引き下げてほしいと言っています。高額療養費の負担上限は引き下げるべきではないですか」との質問に対して、石破総理は「そこにおいては持続可能性とともにそういうご不安の解消、ご負担の軽減というものにもあわせて議論がたまわることになるだろう」と答弁した。一方、日本維新の会の片山議員が、高額療養費の見直しに伴って来年度予算案を再修正するのか質問したのに対し、石破総理は「再修正を指示したわけではない」「方針は決まっていない」と述べた。政府・与党内では参議院で予算案を再修正した後、衆議院に戻して成立させる案のほか、再修正せずに予備費などで対応する案も検討されていて、調整が続けられている。