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神戸市の介護施設で暮らす松本照子さん。先週、サッカーの推し活を通して元気になったエピソードが、Jリーグ関連のイベントで「人生100年時代の物語大賞」に選ばれた。難聴や認知症の症状がある松本さん。入所当初は周囲に溶け込むことができなかったというが、おととしヴィッセル神戸の推し活を始めたことで活動的に変わった。松本さんの推しは、おととしまで神戸に所属していた藤本憲明。その年のオフ、藤本選手は鹿児島県のチームに移籍。それでもこの秋、応援したいと会いに行く決心をした。飛行機や車を乗り継いで神戸からはるばるおよそ850キロ。現地のサポーターとも交流。以前からは想像できない行動力が見られたという。京都大学などとの研究チームでは、高齢のサポーターの幸福度や健康寿命に与える影響を解明しようと、半年前から調査を始めている。