アメリカのトランプ次期大統領は北朝鮮問題などを担当する大統領特使にみずからの側近で1期目のトランプ政権で国家情報長官代行などを務めたリチャード・グレネル氏を起用すると発表した。トランプ氏が14日、みずからのSNSに投稿して明らかにした。グレネル氏はブッシュ政権時代に国連の米国代表部で報道官を、1期目のトランプ政権ではドイツ大使や国家情報長官代行などを務めた。外交政策はタカ派の考えを持つとされ、ドイツ大使時代はドイツに対しNATOの負担経費の増額を求めたり、ドイツ駐留の米軍の削減を主張したりした。ことし9月にはトランプ氏とウクライナのゼレンスキー大統領との会談に同席するなどトランプ氏の側近として知られている。