鹿児島 佐多岬の海

2026年6月22日放送 4:01 - 4:14 NHK総合
さわやか自然百景 (さわやか自然百景)

鹿児島・大隅半島の南端に位置する佐多岬。その先端に立つのは佐多岬灯台。岬の周辺の海は潮が早く流れも複雑。最初に灯台が置かれたのは1871年。岬一帯には亜熱帯植物のソテツが自生。このあたりはソテツが自生できる北限の1つ。5月、海で見られたのはテーブル状のサンゴ。ミドリイシは主に沖縄で見られる硬い骨格を持つサンゴ。海底を覆うのは柔らかなサンゴ。ウミアザミは触手を伸ばし流れてくるプランクトンを捕らえる。チョウチョウウオは大きさ15cmほど、細長い口で藻やサンゴの隙間に潜む小さなエビなどを食べる。サンゴの下には5cmほどのキンセンイシモチ。夜行性なので昼間は暗がりで休む。サンゴガニはサンゴの間に隠れて生息。サンゴが分泌する粘液を食べる。
鹿児島・大隅半島の南端に位置する佐多岬。西側は錦江湾の入口。対岸は薩摩半島・開聞岳。海岸線は切り立った断崖が続く。海底に続くのは重なり合った巨大な岩。水深5mほどに生えているのは海藻。カギケノリは長さ20cmほど、春から初夏にかけて浅瀬に繁茂する。タテジマキンチャクダイは大きさ30cmほど、岩の間を隠れ家にする。ミギマキは赤い口元が特徴的。岩についた藻などを食べる。ボラは群れを作って海岸線に沿って回遊。このあたりはプランクトンが豊富で、これを求めて魚たちが集まる。キビナゴは大きさ10cmほど。これを狙ってくるのが70cm以上のスジアラ。小魚を丸呑みにする肉食魚。ツムブリは沖合から回遊してくる。ユウレイクラゲは傘の直径30cm以上、触手は3m以上。プランクトンやクラゲなどを絡め取って食べる。
鹿児島・大隅半島の南端に位置する佐多岬。西側の海に生息するアリアケアカエイは幅最大60cm。2025年に新種として分類された。身体が大きいのがメス。オスは追いかけて求愛する。たまごは産まずお腹で育ててから出産する。理由はわかっていないが出産を控えたメスは群れを作って行動する。


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