ノンストップ! ノンストップ!サミット
語彙力について。三木さんは「会社の幹部や大学教授から社員・学生が正しい日本語を喋れなくて困っている等の相談がよく来る」などと話した。齋藤教授は「語彙力があると的確に物事を伝えられるのでモヤモヤすることがなくなる」などと話した。20代男性からは「メールなどで感謝を伝えるとき、いい言葉が思いつかない。絵文字やスタンプで強弱をつけることでしか、自分の思いを伝えられない」という悩みが寄せられた。スタジオでは「感謝をもっと伝えたいのに『ありがとう』などになってしまう」といった声があがった。
齋藤教授の著書から前向きな言葉を紹介。ありがとうは「恩に着ます、願ってもないことです、恐悦至極に存じます」。いい気分→は「喜々として、ほくほくする」感動したは「琴線にふれる」。うれしいは「有頂天、狂喜乱舞」。齋藤教授は「語彙力は相手との関係性で使い分けることが大事。単語(漢字)を入れると丁寧な言い回しになる」などと話した。
取引先相手にミスをした場合、「すみませんでした」から「反省 弁解の余地もございません」と言い換える。齋藤教授は「弁解の余地もございませんと言うと相手もそれ以上突っ込めなくなる」などと話した。
先輩にごちそうになったお礼は「きのうはごちそうさまでした。お店のステーキ、ヤバかったです」から「細胞の一つ一つが爆発するほどおいしかったです」と言い換える。齋藤教授は「自分だけの表現を考えて絞り出すのが型通りにならないコツ」などと話した。