家、ついて行ってイイですか？ 笑って泣いて怒って悩んで感情が大忙しな女の人生ドラマSP
ピエロのあいこさん（妻・41歳）とチューバ演奏者のじゅうたろうさん（夫・48歳）は同じマンションの隣同士で別居している。別居の理由を聞くと、夫は「とにかくよく喋る。寝てても起こされる。新しいネタができると、深夜2時でも起こされてチェックさせられる」と答えた。ストレスで帯状疱疹になってしまいドクターストップがかかったという。夫の部屋にはチューバが3つあった。うち1つはアメリカ製の部分と旧チェコスロバキア製の部分があり、世界に1台しかない音が出るという。普通のチューバの音色と世界に1台のチューバの音色を聴き比べさせてくれたが、取材スタッフには違いが分からなかった。夫はジャズ専門の演奏家だったが、妻と知り合ってからは2人でパフォーマンスしている。パフォーマンスを見せてくれた。夫は取り分を知らないというので教えてもらうと、妻が3/4で夫は1/4だったが、企画・構成などは全て妻が担当している。それでも夫の収入は演奏家時代の2倍（月40～50万円）に増えたという。2人は仏前結婚式を挙げ、玄関には証明書やお守りみたいなものがあった。妻の後ろで演奏していた夫がFacebookで写真を見たら、意外とかわいいと感じ、告白したらOKしてもらえた。3年前に付き合い、半年で結婚した。夫は「人々を明るく幸せな気持ちにする力はすごいなと思いますし、一生本当に仲良くずっと暮らしていきたいなと思ってます」と語った。妻は「とにかく優しい。誰に対しても心が広い。自分に自信がなかったが、彼が初めて素敵だと言ってくれた」などと語った。2人は「夫婦っていいな、家族っていいな」を舞台を通してみんなに伝えたいと語った。この取材から6年後、神楽坂のマンションに住んでいた夫妻は上落合の一軒家へ引っ越していた。築27年の3DK。家賃は15万円。妻が強くダメ出しをしたせいで夫婦での活動は休止してしまい、夫はコンビニの店長になっていた。