NHKニュース7 (ニュース)
きょう6月23日は沖縄各地で祈りが捧げられた。「沖縄戦」から80年となり、戦没者を追悼し改めて平和を願う1日となった。沖縄・八重瀬町の海岸で1人手をあわせた呉屋兼常さんは母・きょうだい3人と逃げ回りこの海岸近くで米軍の捕虜になり父は戦死し妹・母を相次いで亡くし、孤児となった。糸満市では戦没者追悼式が開かれた。沖縄戦などで亡くなった人たちの名前が刻まれた「平和の礎」は1995年に閑静し、沖縄戦を象徴する場所になった。沖縄県の幹部だった高山朝光さんは建設の指揮をとっていた。当時、沖縄戦でどれだけの人が亡くなったか正確に把握できていなかった。”既存の名簿でなく沖縄戦の実相反映を”という研究者の陳情を取り入れ、県は独自に戦没者の全数調査を行った結果それまで記録されていなかった多くの戦没者たちの名前を刻んだ「平和の礎」が完成した。