時論公論 (時論公論)
西銘むつみ解説委員が、転機にさしかかる平和教育について解説。糸満市で、沖縄戦の遺族の人々にインタビュー。沖縄県内の高校2年生らに、「あなたが受けた平和教育についてどう思いますか?」とアンケート調査したところ、88.1%が肯定的な回答で過去最高となった。沖縄歴史教育研究会が、学校現場が記憶の継承に大きな役割を担う重要性が増しているとコメントした。沖縄県内では、1953年頃から平和教育への問題意識が芽生えた。戦争体験者が高齢化により減少していて、立入禁止となった戦争遺跡が増加している。ひめゆり学徒隊について国会議員が「歴史を書き換えるとこういうことになってしまう」と発言したが、後に謝罪して撤回している。那覇市議会の議員が、対馬丸記念館の疎開に関する記載は間違っていると発言した。対馬丸記念館では、展示物に資料を追加した。沖縄戦の90代の体験者らが、相次いで取材に応じた。平和教育の課題を紹介。