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通常よりも殻が薄く割れやすい卵、小玉化した卵を紹介。卵に今、異変が起きている。東京都台東区のオムライス専門店「リトルヤミー」では1日平均300個の卵を使う。JA全農によると、きのう発表された卵の卸売価格は1kgあたり340円。過去最高値となりエッグショックと呼ばれた、おととしの350円に迫っている。コメの価格高騰の影響もあるものの、値上げには踏み切れないという。結城良宏店長は「なんとか耐え忍んでいる」などとコメント。一方、葛飾区のスーパーマルセイでは今週火曜日、Mサイズの卵が10個入り1パックで289円で販売していた。伊藤養鶏場の伊藤彰代表は「暑さが影響している」などと話した。鶏が早くも夏バテしている。食欲が落ちることに加え、水もたくさん飲むようになるため、卵が大きく育たなくなる。殻が薄いと輸送中に割れるおそれがあり、廃棄せざるを得ないなど、出荷できない卵も出てきている。伊藤養鶏場では一日数回冷たい水をかけたり、ミストが出る扇風機なども設置。エサもスタミナがつくものに切り替えた。元東京農業大学教授の信岡誠治は「暑い中で卵の消費量も少し減る。需要は少し緩和するのではないか」などと指摘。卸値は7月中旬にかけて10円、20円下がっても不思議ではないという。