列島ニュース 大阪局 昼のニュース
防災の日のきょう、各地で訓練が行われているが、今年7月30日にロシアのカムチャツカ半島付近で起きた巨大地震の対応をめぐり、課題も出ている。当時、大阪府の沿岸にも津波注意報が発表され、被害を防ぐために水門などを閉めることになっていたが、一部は閉鎖できていなかった。大阪港湾局は検証を進め、今後の対策に生かす方針。府が設置した71か所の施設のうち、岸和田市の2か所については、地元の漁業協同組合から「車両が通行できず水揚げした魚を出荷できなくなる」という声が上がり、市の判断で閉鎖しなかった。また岬町の1か所は、閉鎖すると周辺の道路を使えなくなるため、住民との協議に時間がかかり、閉めることができたのは津波の到達予想時刻の約6時間後だった。
