ひるおび JNN NEWS
Aの軍事利用をめぐり国連のグテーレス事務総長は国際的な規制を設けるよう呼びかけた。中国などが賛同した一方、アメリカは真っ向から反対している。国連の安全保障理事会は、AIの平和利用について協議する会合を行っている。グテーレス事務総長は「近年の紛争はAIの実験場になっている」と指摘し、2026年までに人間の判断なくAIで攻撃する兵器への国際的な規制が必要だと主張した。これに中国が賛同し、AIの軍事利用について「軍拡競争や悪用を防ぐため慎重にあるべき」だとし、規制に向け国連が中心的な役割を担うよう期待を寄せた。イギリスや韓国など多くの国も規制に賛同する姿勢を示した。一方でアメリカは過剰な規制が技術革新の妨げになるとして「国際機関による規制などあらゆる試みを完全に拒否する」と反対した。日本の代表は、AIの軍事利用については「悪用などのリスクもあることを認識することが重要だ」とした。