みみより!解説 (みみより!解説)
PFASが先月から水道の水質基準に入り、法律で規制されることになった。PFASは全部で1万種類あるとされ、そのうちの一部に健康への悪影響が指摘されたことから既に製造・輸入は原則禁止となっている。水道の水質はこれまでPFOS・PFOAに国が暫定目標値を定めていていたが強制力がなく検査義務もなかった。4月1日から水道の水質基準に。全国の水道事業で義務化され、検査は原則3か月に1回以上行われる。検査結果も1年1回以上公表する。環境省が発表した2024年度の測定結果では、河川・地下水など3941地点中PFOS・PFOAの計50ng/L超過が629地点。中でも大阪・熊取町の地下水は7万3000ng/L、岡山・吉備中央町はだった。7万2000ng/Lで、現在水道は対策済み。しかし、超過地点の多くは汚染源不明。PFASは永遠の化学物質として分解しにくく、長く地下水・土壌に残る上、今後も放出の懸念がなくなったわけではない。立体駐車場などの泡消火剤にPFOSが入っている。水質基準に関して、世界的な統一基準はない。WHOは暫定値として30種類で計500ng/Lとしているが、アメリカはPFOS・PFOAを各4ng/Lにしていて、デンマークでは4種類の合計で2ng/Lなど、欧米では規制強化の動きが出ている。また、イタリアでは高濃度PFASが水道水に含まれる場合に死亡率が高いなどの報告も出ている。日本では市民団体などより強い規制を求める動きも出ている。
