- 出演者
- 南野陽子 小山慶一郎 井ノ原快彦
オープニング映像。
- キーワード
- 東日本大震災
ありがとうを3.11に伝えよう委員会では気仙沼の人々が東日本大震災でお世話になった人々に感謝の思いを伝えようと呼びかけている。元日に能登半島地震が発生したが、坂本正人氏は能登半島の人々にはお世話になったため、支援をしていきたいと表明した。
坂本氏は12年から4年連続で復興商店街の夏祭りに足を運び、握手会やトークショーも開催してくれた蝶野正洋氏に感謝した。蝶野氏は新たに橋が架かるなど、復興が進んでいることを実感したという。
震災の記憶を伝える伝承館で働く柴田静佳さんは震災当時、子どもたちと遊んでくれた陸上自衛隊の鬼塚隊員に感謝したいという。任務が終わっても、13年、23年と子どもたちに会いに来てくれていたが、柴田さんは対面できず、所属部隊、下の名前も分からないまま。1月、坂本氏が元自衛隊員のツテを頼り、発見に成功した。鬼塚圭輔氏は柴田さんの子どもたちからプレゼントされた手紙や写真を大切に持っていて、「子どもから感謝されるってないから」と話す。長女の加彩さんは「怖かった記憶よりも、自衛隊のみなさんの記憶が強い」と振り返った。
鬼塚氏はリモートで参加してくれ、柴田静佳さんが手紙を朗読。給水を担当してくれたこと、子どもたちを笑顔にしてくれたことなどを改めて感謝した。鬼塚氏は「せっかくいただいたご縁でありますので、関わりを持たせていただければ」と語った。
半沢裕子さんは親たちを支援する団体”おりがみ”の代表を務めていて、スタッフたちも幼い我が子を育てている。震災で母親と死別し、母としての大変さ、孤独の体験から団体を立ち上げたという。半沢さんはおりがみのスタッフに感謝の手紙をしたため、朗読した。最古参メンバーの菅原アンさんは「半ちゃんに感謝です。私達の悩み、話をスポンジみたいに聞いてくれる母」などと語った。そして、半沢さんは家族4人に伝えたいことがあると、手紙で改めて感謝した。夫の大亮さんは寝耳に水だったといい、「ありがとうという気持ちを伝えたいです。私も」と語った。
気仙沼市立津谷幼稚園の園児と卒園生が「ありがとうの花」を披露した。花を送ってくれる丸山夫妻、綿あめを作りに来てくれた西山氏らに感謝状が贈られた。蝶野正洋氏は「これはヤバイですよ」と声を詰まらせた。
100年の歴史を持つ宮城県気仙沼高等学校。生徒らは18歳になる門出として、お世話になった人への「ありがとう」の思いを手紙に。震災当時は保育園児だった小野寺円さんは、当時の先生・高橋美和さんに手紙。再会は13年ぶりなんだそう。ほかにも、同級生へ手紙を送る人も。
横浜の大学生ボランティア「学びーば」の授業を受けた経験のある岩槻佳桜さん。東日本大震災直後の不安が拭えたと感じているそうで、その気持ちを手紙に。現在は市の伝承館で語り部活動。
岩槻日菜さんの幼馴染・平塚さん。「震災の記憶は掘り起こしたくない」として、平塚さんへの手紙を書くことに。現在は東京で看護師に鳴るため勉強中の平塚さん。久しぶりの再会で手紙を送ると「泣きそうになった」との言葉が。平塚さんが看護師を目指すようになったのは、震災時に看護師として活躍した母の影響。
元旦に起きた北陸での地震。気仙沼の人々が励ましの言葉を手紙にしたためて発表。
エンディング映像。
「NHKスペシャル」の番組宣伝。
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