2023年12月29日放送 10:30 - 12:25 テレビ東京

たけしの新・世界七不思議大百科
たけしの新・世界七不思議 予習復習SP▼ツタンカーメン発掘100年!失われた秘宝

出演者
須黒清華 ビートたけし ビビる大木 
(オープニング)
今夜 大公開!失われた秘宝

エジプト・カイロ博物館で公開されたツタンカーメンの財宝。世界中から旅行者が押し寄せている。わずか9歳で即位したことから少年王と呼ばれるツタンカーメンは19歳で謎の死を遂げる。1922年にハワード・カーターらにより墓が発掘された。墓泥棒による盗掘を奇跡的に免れファラオの財宝が手つかずのまま見つかったのはエジプト考古学史上初。カイロ博物館に収蔵されず失われた秘宝が存在するという。取材班が秘宝の行方を追跡するとアメリカ・ニューヨークで発見した。ツタンカーメン王墓の発掘から100年。世紀の発見に秘められた真実を挑む。

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エジプトカイロ博物館ジョージ・ハーバート(第5代カーナヴォン伯)ツタンカーメンニューヨーク・タイムズニューヨーク(アメリカ)ハワード・カーター
オープニングトーク

ツタンカーメン発掘100周年SP。番組も記念すべき10回目を迎え、今回は失われた秘宝に迫る。

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ツタンカーメン大黒屋村上宗隆長嶋茂雄
たけしの新・世界七不思議 ツタンカーメン発掘100年!失われた秘宝の謎を追えSP
20世紀最大の発見 奇跡の発掘物語

1922年、ハワード・カーターによるツタンカーメン王墓の発見。墓に納められていた財宝は5000点にも上るが失われた秘宝もあるという。王家の谷では64の墓が見つかっており、ツタンカーメンもこの谷に眠る。王名表にツタンカーメンの名前が記されていなかったことから存在自体が信じられていなかった。1915年にカーターはカーナヴォン伯爵の資金提供を受け、王家の谷の発掘に乗り出す。1922年11月4日、水くみ係の少年が地面に水瓶の水をこぼしたことがきっかけでツタンカーメン王墓の入口を発見した。王墓内部をコーディネーター・バドル・モーメンさんが案内。埋葬室の壁にはツタンカーメンとアイの姿が描かれている。発見当時の墓の様子をCGで再現した。3300年の時を経て現代に蘇ったツタンカーメンのミイラは19歳で死去した姿を留めている。頭部には黄金のマスクが被せられ、仮面はラピスラズリや黒曜石が用いられている。その価値は300兆円とも言われている。王墓で発見された財宝は5000点に上り、戦車や日用品なども発見されている。吉村作治氏は失われた秘宝が存在することを明かした。

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失われた秘宝はどれだ?

「この中から見つかった失われた秘宝はどれだ?」との問題が出題。スタジオでは「美少女フィギュア」ではないかとの声が多かった。

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クフ王像
ついに発見!失われた秘宝

ツタンカーメン王墓には5000点もの副葬品が眠っていた。その後、数々の副葬品が運び出されカイロ博物館に移送。収蔵されたツタンカーメンの財宝は遺物台帳に記載された。吉村教授によると博物館に収蔵されず失われた秘宝が存在するという。そして取材班は失われた秘宝の行方を捜索。秘宝が見つかったのはブルックリン美術館。

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カイロ博物館ブルックリン美術館
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ついに発見!失われた秘宝

ツタンカーメンの失われた秘宝が見つかったのはブルックリン美術館。失われた秘宝は約8cmの「少女像」で材質などからツタンカーメンの副葬品と考えられる。そのほかファイアンス製の襟飾りや象牙のスプーンも見つかった。また、メトロポリタン美術館にもスフィンクス像や子犬の像などが収蔵されていた。2010年11月、これらの財宝はエジプトに所有権があることが確認され翌年に返還されている。ツタンカーメンの財宝はその他の美術館にも複数ありアメリカ全土に少なくとも計29点あったことが判明。しかし誰がどのように流出させたのか。

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ブルックリン美術館メトロポリタン美術館
スタジオトーク

ニューヨークで見つかったツタンカーメンの財宝についてビートたけしは裸の象牙の像が古いものじゃなかったら笑う。草刈民代は足がまっすぐでこの時代から美しい体というものはこういうことなんだと思ったと話した。またルイ14世がバレエが上手で体系化して残しなさいと命じて現在のバレエの形につながっていると話した。

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ルイ14世
失われた秘宝の謎 盗んだのは誰だ!?

ツタンカーメンの財宝は発掘直後から厳重管理のもとに置かれていたが誰がどのように流出させたのか。吉村教授によるとエジプト考古局の監督官が発掘現場に来た後は厳重な警備が敷かれるため副葬品が流出する可能性は極めて低いという。流出した可能性があるのは王墓を発見した11月26日の夕方から監督官が到着するまでの27日の正午の間。吉村教授はそこに空白の時間があるという。

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失われた秘宝の謎 盗んだのは誰だ!?

一体誰がツタンカーメンの財宝を盗み出したのか。カーターの手記「ツタンカーメン発掘記」によると11月26日の行動について記述があり、カーターらは王墓を確認すると穴を塞ぎ帰路についた。そして王墓で見たものについて議論したという。手記には仲間内に関する記述しかなく、その夜、第三者に会った形跡はないため、本当に宿舎に戻ったという証拠がない。さらに記述には不審な点があり、穴から見えるはずのないものが書かれているという。

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ツタンカーメン発掘記ハワード・カーター

番組取材班はカーターの記述を検証。舞台はエジプト政府が直営する工場。ここではツタンカーメン副葬品のレプリカを作っており展示品として国内外の美術館に出荷されている。副葬品の実物を3Dスキャンし、データをもとに原寸大で再現。工場全面協力のもと王墓の前室を忠実に再現してもらった。そして検証がスタート。穴から見えたという三台の黄金のベッドは見えたが、右に見えたという二体の像は見えなかった。この二体の像は中に入らないと見えない。その後のタイムズの記事で26日の出来事について伯爵は中に忍び込んだことを告白。さらに取材班は仮説を決定づける証拠を入手。1948年に書かれたブルックリン美術館会報にはカーターが財宝を所有していたと書かれていた。

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ハワード・カーターブルックリン美術館会報
スタジオトーク

ここからは吉村教授も参加。前室の写真にカーターたちが埋葬室に入っていたという証拠があり、開けた穴を枯れ草で隠していた。化学者のアルフレッド・ルーカスは穴が隠されていたことを指摘しカーターらが正式な公開の前に埋葬室に入っていると文書で伝えている。

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アルフレッド・ルーカスツタンカーメン王の秘密ハワード・カーター
失われた秘宝の謎 愛の物語

ハワード・カーターはスポンサーであるカーナヴォン伯爵の娘、イブリンと恋仲だったとされる。ただ、それは結ばれることのない恋愛だった。第一次世界大戦でイギリスの通貨は下落し、伯爵は発掘調査から手を引くことを決断するも、イブリンは再考を求めた。調査は継続され、ツタンカーメン王墓の発掘に至った。カーターは恩返しとして副葬品を売却し、カーナヴォン家に手を差し伸べたという。

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スタジオトーク

カーナヴォン伯爵の邸宅であるハイクレア城を訪れた際、吉村作治氏は伯爵のお孫さんから「イブリンがカーターから貰った物」と言われ、アクセサリー類を見せてくれたという。ツタンカーメンにまつわるものだからではなく、カーターがくれたこそ、イブリンは大切に持っていたように思えるという。スタジオではコナン・ドイルが信じたとされる、ツタンカーメンの呪いを紹介。荒俣宏氏はカーターの飼っていたカナリアがコブラに飲み込まれた点に着目し、飼い始めたその年に秘宝が見つかったことから、ラッキーなカナリアと呼ばれていたという。

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ツタンカーメンの呪い 驚きの真相

ツタンカーメン王墓の発見から5か月後、カーナヴォン伯爵が死去。マスコミは「ツタンカーメンの呪い」と騒ぎ立てたが、高齢に加えて暑熱で疲弊していたなか、伯爵は蚊に刺された頬を髭剃りで切ってしまった。すると、傷口が化膿し、病院に搬送された頃には手遅れだった。また、22人の発掘関係者が亡くなったが、交通事故や持病を持っていたなど死因は明確で、それだのにマスコミは「呪い」とこじつけた。後年、メトロポリタン美術館の館長が呪いについて調べ上げ、呪いを否定している。王墓の入り口には「墓を荒らした者に死を与える」という碑文があったというが、王墓ではない別の墓だった。

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