ツタンカーメン王墓の発見から5か月後、カーナヴォン伯爵が死去。マスコミは「ツタンカーメンの呪い」と騒ぎ立てたが、高齢に加えて暑熱で疲弊していたなか、伯爵は蚊に刺された頬を髭剃りで切ってしまった。すると、傷口が化膿し、病院に搬送された頃には手遅れだった。また、22人の発掘関係者が亡くなったが、交通事故や持病を持っていたなど死因は明確で、それだのにマスコミは「呪い」とこじつけた。後年、メトロポリタン美術館の館長が呪いについて調べ上げ、呪いを否定している。王墓の入り口には「墓を荒らした者に死を与える」という碑文があったというが、王墓ではない別の墓だった。