- 出演者
- 加藤浩次 島崎和歌子 川合俊一 織田裕二 池田美優 宮世琉弥
川合俊一は現役時代会場中から黄色い声援を浴びるほど人気だった。川合の必殺技は斜めに跳んで打つ流れ攻撃。
ひかり攻撃はトスが上がるのと同時にジャンプする白井貴子・松田紀子の必殺技。新幹線ひかりのように速いと山田監督が命名した。ひかり攻撃を武器にモントリオールオリンピックに出場し、ソ連に勝利し金メダルを獲得した。白井は引退後バラエティー番組に出演し、コント用の跳び箱をアタックで破壊した。白井は、当時365日毎朝裸足で走っていたと話した。
前田悦智子の必殺技は相手ブロックの上から鋭角に打ち込む稲妻おろし。前田は26歳で引退し、30歳で当時の三洋電機専務と結婚した。現在は館山の豪邸に暮らしながら、スポーツ大使として活動している。
森田淳悟の必殺技は、アタックすると見せかけて先に跳ばせ時間差でアタックを打ち込む1人時間差攻撃。AクイックやCクイックを開発したのも森田と言われている。現在は日体大の名誉教授として後輩たちを指導している。森田は、日体大で練習している時にセッターがついていけずトスのタイミングがズレたことから1人時間差攻撃をひらめいたと話した。
1960年代の女子日本代表は東洋の魔女と恐れられた。当時の必殺技は回転レシーブ。体を1回展させながら広範囲の打球を拾う。回転レシーブを武器に東京オリンピックで金メダルを獲得した。バレーボール人気に乗じて作られたドラマ「サインはV」は最高視聴率39.3%、アニメ「アタックNo.1」は最高視聴率27.1%を記録した(ビデオリサーチ調べ)。
世界一のセッターと言われた猫田勝敏の必殺技は、ボールを高く打ち上げる天井サーブ。天井照明が目眩ましとなりレシーブ側の反則を誘う。猫田の社会人チームのマネージャーを務めていた山下さんに話を聞くと、高校時代にはすでに天井サーブを使っていたという。猫田とモントリオールオリンピックで共に戦った田中さんは、昔の新聞のインタビューで高校時代に猫田が天井サーブを打っていたと話していた。バレーボール必殺技の一丁目一番地は天井サーブだった。
世界陸上悲劇のヒーローの一丁目一番地を捜索する。
オレゴン大会男子110m決勝で、メダルを期待されていたデボン・アレンはフライングと判定された。医学的見地からは0.1秒よりも早く反応するとフライングとなる。アレンのリアクションタイムは0.099で、0.001秒という僅差だった。ルール上記録は失格となった。アレンじゃ陸上だけでなくアメフトのプロリーグ、フィラデルフィア・イーグルスの選手にもなった。
大邱大会男子100m決勝で、ウサイン・ボルトはフライングと判定された。この大会から1度のフライングで失格とルールが変更になった。
大阪大会50km競歩に出場した山崎勇喜は、誘導員が周回を数え間違えて競技場に案内した。失格の事実を知ったのは運び込まれた医務室だった。
陸上自衛隊武器学校で体育教官として勤務している山崎勇喜を訪ね、周回を間違えて誘導されたときのことについて話を聞いた。違和感はあったが誘導されて体が反応した、正規通りに歩いていたらゴールに辿り着いていたかわからない、ファンレターがたくさん届いたが良いなと思った人にはことごとく振られたと話した。
パリ大会男子100mでフライングをとられたジョン・ドラモンドは、コース上に寝転び16分間抗議した。しかし結果は覆らず、このレースで引退した。その後コーチとしてタイソン・ゲイを指導した。
ローマ大会男子走り幅跳びに出場したジョバンニ・エバンジェリスティは銅メダルを獲得したが、イタリアの審判員が改ざんしていたと報じられた。
ローマ大会男子100mで金メダルを獲得したベン・ジョンソンは、翌年ソウルオリンピックの検査でドーピングが発覚しメダルを剥奪された。現在63歳で当時と比べて20kg増量した。彼はアメリカにはめられた、全てはアメリカの思惑だと主張した。
ベン・ジョンソンとレイモンド・スチュワートが100mを走った。ベン・ジョンソンが少しリードし14秒10でゴールした。失格によって人生が変わった悲劇のヒーローの一丁目一番地はベン・ジョンソン。
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東京2025世界陸上の告知。