- 出演者
- 岩渕梢
今日は「世界子どもの日」。子どもの権利について考える日。2010年代後半には行き過ぎた校則が子どもの権利侵害として問題になった。2022年には生徒指導提要が改定され、校則を絶えず見直すこと、子どもの意見を聞くこと、見直しに子どもが参画することなどが盛り込まれた。2023年にはこども基本法が施行され、子どもが自分に直接かかわることに意見表明でき参加できるように。大阪・泉大津の市立小津中学校では、毎週生徒が校則について話し合う場があり、4年前から制服の校則も見直して、現在は10万通りの制服から選べるようになった。学校内には生徒の声で新たなスペースも設けられた。授業づくりにも生徒の声が盛り込まれている。担当している大達雄教諭は、「“任せるとしてもこのくらいまでだろう”と思う教員もいたが、生徒に任せたらものすごい力を発揮してくれた。たとえ失敗しても大きな学びにつながると考えている」と話している。この春からは教員が生徒と議論し、成りたい姿をかかげた先生のコンパスも作れられ、子どもとの対話で大人にも変化が生まれている。文部科学省の実態調査では、2019年度以降に校則を見直した学校は91%あり、このうち全生徒に意見を聞いたところが53.3%。2030年度以降の新しい学習指導要領では、校則など学校運営に子どもが関わる仕組み、子どもの意見をいかした授業づくりを盛り込む方針。筑波大学・古田雄一助教は「みんなが納得できるルールを作るプロセス自体が子どもの意見表明する権利を保障するうえで大切。社会を作っていく体験にもつながり、校則は重要な学びの素材」と話していた。
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