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最初のアーティストは大量の油絵具を用いた規格外の超厚塗り絵画を手掛ける水戸部七絵。現在進行系の問題やロックスターを主題に取り上げる常識破りな姿勢が話題を呼んでいる。
高見澤ゆうはプラスチックバッグに入れたIKEA商品の複製など、アートと単なるモノの違いを問いかけるアーティスト。
国際的に注目を集めている現代アーティスト、ライアン・ガンダーは時間やお金、教育などよく見ないと見えないものをテーマに作品を制作している。
青野はライアン・ガンダーについて「世界の中にアートがそのままあるのがいい」と語っていると述べた。同じような考え方をしているのが高見澤ゆうで、彼はNADAで「これはアートではない」という批判を受けた際に「このアートは成功だ」と語ったという。
池田亮司はDNA情報や素粒子、宇宙など科学領域に関するデータを取り入れて作品を制作するアーティスト。日本では13年ぶりの個展を開催した。
䑓原蓉子は織物の技術を使う新鋭アーティストで、その心象風景が大きな話題を呼んだ。
沖真秀はイラストレーターをベースに多様な表現にトライするアーティスト。イラスト以外にも彫刻や映像など様々な表現を行っている。
川俣正は大規模な作品を多く発表してきたベテラン。今年は6つの土地で展示を行い、日本でも3箇所で新作を発表した。
布施琳太郎は情報技術や文学、先史美術のリサーチに基づいた作品を制作しているアーティスト。現在は「iPhone登場以降の新しい孤独」をテーマに様々な作品を発表中で、キュレーションなど多岐にわたる活動を展開している。
個展「新しい死体」を開催した布施琳太郎がスタジオに登場。布施の父は美術解剖学の専門家で、家には死体の解剖図などが飾られていたという。そんな布施にとってアートは死体の歴史のようなもので、それを表現するために個展に「新しい死体」という名前を付けたという。個展では会場のメインカラーである青色を使った作品「海を忘れる」が展示されているが、これは布施の「青は現在の象徴」という考えによるもの。他にも様々な作品が展示されているが、今回の展覧会は芥川龍之介の小説「藪の中」から影響を受けているという。今年はキュレーションを担当した「惑星ザムザ」も大きな話題となったが、こちらもフランツ・カフカの小説「変身」から影響を受けている。
中崎透は展示地域でのヒアリングを重ね、浮かんだストーリーを表出するアーティスト。
筒 tsu-tsuは実在する人物を取材して演じゆく「ドキュメンタリーアクティング」を実践するアーティストで、「全体の奉仕者」では赤木俊夫さんの日常を演じるパフォーマンスを行った。
青野は中崎透に興味があると明かし、インタビューから作品を作る手法が面白いと語った。中崎の展覧会「中崎透 フィクション・トラベラー」では水戸に縁のある男女5人のインタビューから作られた作品を見ることができる。
川内理香子はVOCAでグランプリを受賞するなど大きな注目を集めている作家で、躍動感ある筆致と線に身体性を感じられるアーティスト。
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2023年8月3日(2:55)