- 出演者
- -
オープニング映像。今回は放送プロデューサーのデーブ・スペクターさんを特集。
デーブ・スペクターさんの事務所にお邪魔した。朝から自宅でも5台の液晶テレビをつけ て、起きている時間は情報番組をチェックしている。ポリシーは、楽しんでいること。そして、ありがたく思っている気持ちを忘れない。番組ではいわゆる卒業がなく、なるべくスタッフと一緒に番組を考えている。デーブさんはアメリカで育ち、日本人のクラスメイトの影響で子どもの頃から日本のテレビや文化にドハマリした。高校卒業後は東京・千代田区の上智大学へ留学。分野に関係なく日本に来たいだけで、当時は日本オタクのような人はあまりいなかった。日本に行けば「おそ松くん」がいるかと思ったがいなかったそう。日本に来て、「看板」などの誤解が面白かったという。
1年の留学から帰国後、アメリカのテレビ局でプロデューサーの道へ進む。仕事に打ち込むため、日本にハマらないようあえて日本と距離を取っていた。しかし、うまくいっていたころに日本のテレビを見かけて、いろんな週刊誌を買うなどして再び日本にハマり、東京に行けるテレビ番組の誘いを受けて来日した。折しも日本は外国人タレントブームで、デーブさんは人気を博した。外国人目線で面白おかしく日本を語ることが自分の役目と感じていたが、日本での生活が長くなるにつれて、外国人としてだけではない別の視点が芽生えていった。現在、デーブさんは外国人であり日本人でもあると感じている。
日本で生活する1人として、何が発信できるのか深く考える転機となったのが東日本大震災。自ら被災地も訪ねて、日本人は落ち着いて復興に向けて前を向いていると世界に伝えた。誤解されないようにとか誤報を正すといったこともしたいと考えていた。一方、日本人のためにどんなメッセージを届けられるのか考え、SNSではユーモアを交えて情報を投稿していた。「いまこそユーモアが大事」と感じたのは、被災地でファストフードで子どもたちが笑っている姿を見たことがきっかけ。震災を通じて、自身が発信するコトバの意義を感じ、この時期からコメンテーターに活動を移していく。ワイドショーでは、炎上しないように「すべての人がこうではない」など前置きはするよう気をつけている。一方、傷つけないことと鋭いコメントのバランスも大事だと考えている。これから視聴者にとってどんな存在になりたいとの質問には、見飽きない「何かおもしろいこと言ってくれるかな」とちょっと期待感があればいいと思うと答えた。
- キーワード
- 東日本大震災
「VRおじさんの初恋」の番組宣伝。
「燕は戻ってこない」の番組宣伝。
世界!オモシロ学者のスゴ動画祭8の番組宣伝。
「歴史探偵」の番組宣伝。
映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」、ファミリーヒストリー、むこう岸、ジブリのうたの番組宣伝。