2025年11月3日放送 7:30 - 7:55 NHK総合

インタビュー ここから
元大関 貴景勝 湊川親方

出演者
 - 
(オープニング)
オープニング

きょうは貴景勝。「勝っておごらず 負けて腐らず」を貫いた。去年、湊川親方になった。

キーワード
湊川[14代目]貴景勝
(インタビュー ここから)
元大関 貴景勝 湊川親方

先日引退相撲を終えた湊川親方は、「ますます若い子たちの指導を一生懸命やっていかないといけないなと思っています」と語る。痩せた原因については、無理して食べなくなったことだと明かす。もともと食がいっぱい食べられるほうではなかったそう。幕の内で4回の優勝を果たした湊川親方を排出した全国屈指の強豪校・埼玉栄高等学校相撲部で、恩師・山田道紀監督と妻・早苗さんと出会った。湊川親方は高校進学後、古里を離れ初めての寮生活だった。苦しい稽古の後の食事が忘れられない思い出。入学当時の湊川親方について、監督はやんちゃ坊主だったと語る。先輩も先輩と思わないぐらい鼻が伸びていたそう。そのため、いくら強いからと言って人を見下すなと指導していた。当時、湊川親方はただ強ければいいと考えていたが、人間的にもそのことばが今でも救われていて成長できたという。高校時代、スネに菌が入って入院してインターハイに出場できなかった時期、監督夫婦が毎日病院にお昼ご飯を届けてくれて、つらいときにやってもらったことは忘れないと振り返った。

キーワード
全国中学校相撲選手権大会埼玉栄中学校・高等学校

湊川親方は「謙虚に相撲と向き合え」という監督の言葉を胸に、18歳で大相撲の世界に飛び込んだ。鍛えてきた突き押し相撲で順調に番付を上げていった。20歳で親入幕すると、ひたむきな相撲がファンを魅了していった。22歳で初優勝、半年後には大関に昇進するスピード出世だった。「謙虚にあしたも頑張ろう。やるべきことをやってあしたに備えようという気持ちの切り替えができたのは、その言葉(一寸先は闇)があったからだと思います」と語る。次の横綱候補として周囲の期待も高まっていたが、右膝を痛めて休場し、2場所で大関から陥落した。大関に戻れなければ最も短命な大関として不名誉な記録を残すことになる。かつてない重圧がのしかかっていた。当時、湊川親方は初心を思い出したい思いから、山田先生のもとに帰った。母校の寮に泊まり込み、高校生とともに2ヶ月間生活する異例の選択をして自分の原点を見つめ直した。

湊川親方は休場明けに、ここで戻らなかったら引退してもいいかなぐらいの気持ちでいった。大関に返り咲いて以降、子供の頃から夢だった横綱を目指して戦い続けた。しかし、壁は高かった。横綱をになれなかった理由は引退して見えてくるものがあり、大関になってから相撲が楽しくなくなり、これが楽しみに変わったら横綱になれていたんじゃないかと今でも思うそう。自然体に頑張ることがいちばん大事だったと気付いた。

今、湊川親方は若い力士たちを指導する日々を送っている。謙虚な気持ちを見失わず、相撲に向き合い続けてほしいと貫いてきた信念を次の世代に伝えている。力士たちには、ずっといいときはないと指導している。

(番組宣伝)
サキモノNHK

「チコちゃんに叱られる!」、「観光列車タイムマシン」、「NHKスペシャル」、「シン・ギョーカイシーン」の番組宣伝。

病院ラジオ

病院ラジオの番組宣伝を行った。

小泉八雲のおもかげ

「小泉八雲のおもかげ」の番組宣伝。

激突メシあがれ〜自作グルメ頂上決戦

激突メシあがれ〜自作グルメ頂上決戦〜の番組宣伝。

あしたが変わるトリセツショー

あしたが変わるトリセツショーの番組宣伝。

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.