- 出演者
- 若林正恭(オードリー)
東京・中野区にある手作り菓子のアビニヨン。洋菓子店でケーキなどを販売している。店主の堀之内満一さんはケーキを作るにあたり、イチゴが出る時期が年々短くなっているという。猛暑による不作が続いているが異常気象が原因で4年連続価格が上昇。かきいれ時のクリスマスは1パック1000円を超える。クリスマスケーキは通常多いと350個ほどだったが250個ほどに限定。それでもいつも使っているSサイズのイチゴが手に入らなかったという。また神田の近江屋洋菓子店では去年のクリスマスに黄桃が使用されていたが果物を替えてしのいでいた。また滋賀の洋菓子店パレットではやむなく、自分で仕上げる真っ白のケーキを用意した。異常気象が様々な問題に立ち上がった企業を特集。
オープニング映像。
静岡県浜松市の浜松駅前にハーベストエックスという企業が。CEOの市川友貴は28歳。企業は2020年に創業し従業員は18人。その社内には植物工場があり近年異常気象の状況を受け収穫量が減っているいちご。そこで挑むのが上質なイチゴの安定供給。イチゴはミツバチがいなければ実をつけない。しかし異常気象の影響でハチが減少している。そこでハーベストエックスが開発したのはイチゴの花に自動で受粉ができるロボット。鍵となるコア技術がAI。誰も考えつかなかった独自の技術で農業を変える。
市川さんはミツバチ自体が減少傾向にあると答え、冬も急に熱くなるなど異常気象や気候変動で花粉を媒介するハチも温度が上がったりすると巣箱から出てきてくれなかったり死んでしまうことがあるという。また農家の中には職人みたいな農家が人の手でやっている高級ないちごはあるという。またイチゴの受粉の仕組みの成立の仕方について、おしべには花粉が入っていて、中心の部分がめしべ。花粉が付着すると膨らんで実ができるという。またいちごは粒ひとつひとつが果実だという。また花托という可食部があり、めしべ一個一個が受粉すると実になるがめしべの部分に花粉が受粉できないと花粉が膨らまないのでいびつな形になってしまうという。満遍なく受粉できないと形が崩れてしまうことも。いちごの形はデザインができる?に市川は作ることができると答え、雌しべの部分につける花粉をつける量を調整すれば作ることができるという。またイチゴを栽培するロボットについてはロボットアプリケーションがあり、そこに受粉をするためのアタッチメントがあるという。花の状態や位置を記録してAIが分析するという。カメラで捉えた画像をAIが分析。花の位置や向きを3次元で認識。ロボットアームがそうやって動くが振動させながら動くことで花粉を付着させているという。
ロボットについている目にはいちごの花をしっかりと見極めているという。花がどの向きにむいてるかでアタッチメントお当て方も変わってくる。またロボットの受粉率は95%とミツバチや職人よりも高いという。AIの専門家の石山は社会全体で人口が爆発しており、平地に植物を植えている量だと世界の人口全体の食料が賄えないという。
植物工場は政府の重点政策。高市総理は所信表明演説で植物工場について言及している。訪ねたのは静岡県沼津市。国内最大急の植物工場のBLOK FARMはRYODENグループが運営。水とLEDライトによる水耕栽培をしている。葉物野菜や10種類の野菜を販売している。しかし植物工場の野菜のシェアは20%。日本の植物工場は191か所あるが、6割が赤字。畑があればできる露地栽培と比べ工場建設費や電気代などが膨大になっている。また栽培できる作物の種類が少ない。今年1月から栽培している抹茶。日本の抹茶は、海外でも人気だが高齢化で作り手が減っている。過去にイチゴ栽培もていたというが、受粉はハチを使っていたという。しかし閉鎖された空間のためにハチの死骸など衛生面に懸念があった。そんな状況があるからこそHarvestXのロボットが注目される。
市川はこれまで植物工場はいろいろなところが研究していたという。また実際に建物上の階や地下の階などのデッドスペースをうまく使ってイチゴを作っていきたいと答えた。また水野使用量も家庭の風呂の水よりは少ないなどと答えた。そして実際にスタジオに受粉ロボットが登場。市川は海外の企業でも受粉ロボットが増えてきたという。またアメリカ半導体大手のNVIDIAはGPUの画像処理半導体を作っており、AI向けGPUで世界シェア7割以上。そのNVIDIAはスタートアップ向け支援でインセプションプログラムがあるが、採択されているという。
受粉について職人に話を聞くか?について佐々木は職人の中にはいい顔をする人もいないという。市川は農家の人はよそ者がいきなり来ても人間なので抵抗してしまう部分もあるという。やっていることは違っていてもそれぞれ本気でやっていると答えた。相手からやっていることを信用してもらえて交流も盛んにできると答えた。
- キーワード
- HarvestX
HarvestXの歴史を紹介した。市川は静岡県浜松市に生まれたという。さらにアイアンマンと家電の分解に熱中していたという。社員は20代から70代までおり、どの年代の人も年齢関係なくものづくり好きという気持ちは一緒だという。佐々木は大手自動車メーカーで自動運転に関する開発に参画しシミュレーターでデータを取っていたという。また市川は海外企業に就職内定したがコロナで断念したが卒業のタイミングでコロナのパンデミックは起こってしまったという。その経験で、事業を起こそうと決心したという。またHarvestXは東京大学から支援をうける東大発のベンチャーとして産声をあげた。設立から5年半で6億円以上を調達し仲間も増えてきた。
佐々木はHarvestXに入社した理由には自動運転で喜んでいる人を見る機会がなく周囲が喜んでいるところをみたかったと答えた。またイチゴをみていい会社だと思ったという。
- キーワード
- HarvestX
HarvestXのシステムを導入したのは春華堂。運営するテーマパークの中にHarvestXのイチゴ栽培のシステムを導入し植物向上を作った。25年から稼働し年間700キロ、一日100粒のイチゴを栽培している。いちごを使った商品は人気で、春華堂は今後は植物工場もみられるようにするという。市川はロボットの貸し出しや栽培の支援保守運営を手伝っていると答えた。また投資の回収はお客の業態によって変わってくるが5年から10年と答えた。
2060年には宇宙でイチゴ栽培をしたいという。その理由に宇宙飛行士の野口聡一氏が宇宙空間でフレッシュなも のを食べたいと話していたという。
市川は植物工場について今栽培できる品目は少ないと答え、可能性として感じているのは植物性のタンパク源の大豆やタンパク源となる作物に広げていたら人類の解決策になると答えた。
- キーワード
- HarvestX
若林が今日の総括を伝えた。
