- 出演者
- カズレーザー 岩田絵里奈 竹内由恵 村上(マヂカルラブリー) 土屋太鳳 長谷川雅紀(錦鯉) 渡辺隆(錦鯉) 許豊凡(INI) ゆうちゃみ
前回大好評 大ハラスメント時代生き抜き方 第2弾。
- キーワード
- ハラスメント
マヂカルラブリー・村上は、吉本の養成所で披露するお笑いのネタを見た親がクレームを入れてくることを暴露。ハラスメント検索数は10年間で約3倍。2020年の検索数トップ10には大谷ハラスメントやフキハラなどがランクイン。現在ハラスメントを取り締まる法律は4つだけで、セクシャルハラスメント、妊娠・出産に関するハラスメント、育児・介護休業に関するハラスメント、パワーハラスメントになっている。前回に引き続き、中央大学・遠藤研一郎と、弁護士・小野章子が令和の最新ハラスメント裁判を紹介する。
ハラスメント経験がある人に街頭インタビューを実施。メモが間に合わず聞き返したら腕に書かれた人や、トイレの回数をカウントされた体験談などを紹介した。非常勤職員の女性が課長補佐のセクハラを訴えた事案では「業務中に顔を凝視してくる」「イスを至近距離まで近づけてくる」と女性は主張。裁判所はセクハラには当たらないと判断し訴えは棄却されている。一人称の使い分けでもセクハラになる可能性はあるという。裁判ではその人自身がどう思ったかではなく、平均的な感覚が判断基準となる。この事案はパワハラの主張もあり県に対して慰謝料30万円、弁護士費用3万円の支払いが命じられた。
何度言ってもスケジュール調整ができない部下に対して叱責。パワハラで訴えられたが大阪地裁は、繰り返し指導しても改善しないということに対しての発言は不適切だが、パワハラには認めなかった。病院職員の裁判例では、ミスが多い部下を叱責した上司がパワハラで訴えられた事例もある。このケースでもパワハラは認めなかった。職種によって叱責の許容ラインが変わる。
弁護士に費用相場は100万円の訴訟で約3割。ハラスメント検索ワード6位にランクインした“ホワハラ”。ホワイトハラスメントの略で過剰な優しさや配慮で部下の成長機会を奪う。ホワハラ経験がある人に街頭インタビューを実施。上司の対応が難しい事例としてノー残業を推奨したところ「納得のいく仕事ができない」と集団離職された例などを紹介した。
カスハラ経験がある人に街頭インタビューを実施。24時間の飲食店で働いていた錦鯉・長谷川が酔っ払いからカスハラを受けたエピソードを話した。東京都は来年4月からカスハラ防止条例を施行する。カスハラを定義付けた上でハラスメントを明確に禁止している点が大きなポイント。街頭インタビューではカスハラを恐れて色々なことが言いにくくなっている人も多かった。
店と客が実際に争った裁判例を紹介。パーティーをするために時間指定で宅配ピザを注文した男性。しかしクリスマス当日、予定時刻になってもピザが届かなかった。最終的には予定時刻を52分過ぎていた。男性はピザをキャンセルし店側も返金に応じたが、男性は慰謝料10万円を請求した。
裁判所は男性の訴えを棄却。返金でも補えない精神的損害は起こり得ないというのが裁判所の判断だった。ウエディングドレスなどの定期行為の場合は、慰謝料請求ができる可能性がある。
床が濡れた店内で転倒し骨折。全治6か月、後遺症もあるケガを負った。裁判所の判断は慰謝料など約300万円を認定。裁判のポイントになったのは信義則。安全管理上の不手際としてケガによる責任を負わせたという。
店内で無断撮影をして店員から注意された男性。「嘲笑の的」と言った発言が許容範囲を超えていると判断され、裁判所は慰謝料5万円を認定。原告の本来の要求は慰謝料165万円の支払いと謝罪広告文の掲載。原告勝訴と見るのは慎重に捉えるべき。
厚労省の統計では婚姻数は約47万件、離婚数は約18万件。令和に入って増えているのが精神的虐待。モラハラ経験がある人に街頭インタビューを実施。モラハラ離婚の事案を紹介。妊娠中に夫にインフルエンザの疑いがあり、妻は外泊を提案。夫は「僕はインフルじゃない、問題があるとしたらあんたの日頃の行いだよ」と夫は家を出た。妻は200万円の慰謝料を請求した。
土屋太鳳が映画「八犬伝」の告知をした。
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- 八犬伝
裁判所は夫に対して200万円の慰謝料を認定。裁判でのモラハラ認定は期間や常習性を重視している。問題が軽いうちは当事者間の話し合いで解決するのがベストだが、関係が悪化した場合は第三者を入れた話し合いが好ましい。カズは「ハラスメントと認められなくても、話が広がるだけで社会的制裁は受ける。基本的には人と距離をとっていく」と総括した。
「カズレーザーと学ぶ。」の次回予告。
「news zero」の番組宣伝。国民民主党に与野党ラブコール。
「世界頂グルメ」の番組宣伝。