- 出演者
- 望月麻美 中川栞
オープニング映像と挨拶。
米FRBが金融政策を決める会合を開き0.5％の利下げを決定したと発表した。利下げ幅は通常の2倍で労働市場が一段と減速するリスクを踏まえ大幅な利下げに踏み切ったものとみられる。韓国 KBSの番組映像流れた。利下げ自体は予想通りだが下げ幅が0.5％と大幅なものになった、韓国の政策金利との差は最大で1.5％に減少しますなどと伝えている。
11月の米大統領選挙に向けてハリス副大統領とトランプ前大統領が懸命に支持の拡大を訴える中、ハリス氏が支持を期待していたトラック運転手などが加盟する有力労働組合は、どちらの候補も支持しないことを決定した。アメリカ ABCの番組映像が流れた。労働組合の会長は「どちらの候補者も大企業よりも労働者の利益を優先すると約束していない」とコメント、世論調査ではハリス氏が優勢などと伝えている。
米国大統領選挙に向けたテレビ討論会でトランプ前大統領が中西部オハイオ州で「移民がペットを食べている」などと一方的に主張し、地元当局は「そのような情報は確認されていない」と否定している。スプリングフィールドは米国中西部の小さな町だが、いまや世界的に有名になってしまった。過激な極右の集団が町の中を歩いているのが目撃され白人至上主義団体が移民を標的にしたビラをまいたりしている。市役所、病院、そして特に学校を狙った爆破予告が連日のように届いている。スプリングフィールドにはハイチ出身の人が多く暮らしていてトランプ氏の発言は彼らを標的にしている。数年で2万5000人が移住してきているがほとんどの人は合法的に暮らしている。そのため、トランプ前大統領の発言にショックを受けている。地元当局はトランプ氏の発言が事実ではないと主張するインタビューを繰り返し行っている。スプリングフィールドでは1年前ハイチ出身の男性が運転する車がスクールバスと衝突して子どもが亡くなる事故が起きている。この事故以来ハイチ人コミュニティーがたびたび、極右グループの標的にされるようになった。また、同じオハイオ州で1か月前に1人の女性が猫を食べたとして警察に逮捕されその時の様子が警察によって撮影された。女性はオハイオ生まれのアメリカ人で精神的に問題を抱えている様子だった。この時の映像が極右団体に悪用されハイチ人はペットを食べるといった誤ったイメージが拡散された。共和党のバンス副大統領候補がこの話題をスクールバス事故とつなげてスプリングフィールドのハイチ人コミュニティーを攻撃した。亡くなった少年の両親は憤慨している。
来月7日に最高人民会議の召集を予定している北朝鮮。憲法を改正し、韓国を「第一の敵対国」と定める見通しで、南北間の緊張が一段と高まることが懸念される。今月にはキム・ジョンウン総書記がウラン濃縮施設を視察するなど、核・ミサイル開発を推し進める構えを崩していない。そうした中、キム総書記に同行するようになったジュエ氏とされる娘が注目されている。将来後継者となる可能性は。
ここからは朝鮮半島担当の高野解説員による解説。キム総書記の娘はキム・ジュエと言われており、現在十代はじめとみられる。韓国・国家情報院は「娘は背が高く体格が良いという情報と一致する」としている。建国の父、キム・イルソン主席の直系は「ペクトゥの血統」と呼ばれている。キム・ジョンウン総書記は2009年にリ・ソルジュ氏と結婚、娘は2013年に生まれた長女がジュエ氏だとみられている。「ペクトゥの血統」4代目となる。ジョンウン氏が最高指導者に就任した翌年の2013年に北朝鮮に招かれたNBAの元スター選手、デニス・ロドマン氏は後日「キム・ジュエという名前の赤ん坊を抱っこした」と告白。事実だとすれば北朝鮮の指導者の幼い子供に外国人が触れることを許された前代未聞のケースだと言える。娘の姿が初めて公にされたのは2022年11月。新型ICBM「火星17型」の発射実験だった。写真には娘がキム総書記と手を繋いで歩く姿が写っている。その後、娘は軍事分野を中心にキム総書記に同行する様子が度々確認されるようになる。去年2月、軍創設75年の軍事パレードで娘の映像が初公開された。国営メディアは娘について”愛するお子様”、”尊敬するお子様”と敬称をつけ、”ペクトゥの血統”ではない母世やより先に紹介した。去年11月に空軍の部隊を訪れた際には娘が最古指導者である父親の前に立つという異例のアングルの写真が公開された。キム総書記は娘のことを「姫」と呼び周りに紹介するほどの溺愛ぶりだという。韓国では7月末に国家情報院が「娘が後継者候補の教育を受けていて、国民の反応を探りながらメディアに登場する頻度を調節している」との見方を示した。「パルコルム」と呼ばれる歌は”小さい大将”と呼ばれていたジョンウン氏の9歳の誕生日を父・ジョンイル氏が内輪で祝った席で後継者候補の1人として幹部たちに紹介した時に贈られたと言われている。ただ、キム総書記が後継者として公の場に登場したのは20代半ばになってから。それに対し娘はまだ十代半ば。北朝鮮において後継者候補がこの若さで公開されることはかつてなかった。韓国の専門家の間では権力の世襲が続くとして一族への忠誠を呼びかける狙いなどがあるとみられている。キム総書記には娘より3歳上の長男と、娘より4歳下の性別不明の第3子がいると韓国の国家情報院はみている。韓国の元国家情報院長、パク・チウォン氏は娘について「まだ後継者の道を歩んでいるわけではない。米韓の情報当局は息子がいることを把握している。社会主義国家で娘を指導者にしたことはあるか」と指摘している。高野さんが挙げる今後のポイントは「娘の偶像化がどこまで進むのか」「息子の登場はあるのか」「キム総書記の健康不安」の3点。
18日、ドイツの東部ザクセンアンハルト州で、欧州を中国からの依存から脱却させるためのリチウム工場が開業した。ドイツは、これまでリチウム生産を中国企業に頼ってきた。工場では、ブラジル産の原料から、バッテリー用の水酸化リチウムを製造し、年間生産量は2万トンはEV電気自動車50万台に相当する。工場建設には2年以上かかり、投資額は1億4000万ユーロ。国の支援は受けておらず、原料市場における独立が目標だという。
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