- 出演者
- 千葉雄大 矢田亜希子
オープニング映像。
中国の南京港から来たコンテナに注目すると中身ははちみつだった。コンテナの中にはドラム缶約70本、20トンのはちみつが入っていた。はちみつは花の種類や季節の温度によって白く固まり結晶化する。結晶化した時は蒸気で温め液体に戻す必要があるが、ドラム缶は金属なのでドラム缶ごと温まることができるという。ドラム缶から注がれたはちみつはフィルターを通し不純物を取り除き出荷される。現在国内のはちみつ流通割合のうち約94%が外国産。その7割が中国となっている。
なぜ中国では多くのはちみつを生産できるのか?中国の養蜂家・葉さんは季節により省を移動し、1年間に5か所ではちみつを採り15トン集めているという。中国には養蜂家が30万戸いると言われている。なお、はちみつ運搬用のドラム缶は使用後はベトベトになってしまうのでスクラップされ新しいドラム缶などの材料に使われるそう。
エクアドル・グアヤキル港から来たコンテナは0.1℃単位の温度管理が可能なリーファーコンテナ。温度設定はマイナス18℃以下で中身は冷凍ブロッコリーだった。ブロッコリーは近年人気が高く、ここ30年で1人あたりの購入量はおよそ3倍に増え、国内で流通するブロッコリーの35%を外国産の冷凍ブロッコリーが占めている。また冷凍ブロッコリーは冷凍野菜の中で輸入量1位となっており、輸入元は1位のエクアドルと2位の中国でほとんどを占めている。エクアドルにはサッカーコート約1400面分のブロッコリー畑があり、国をあげて生産を拡大し、日本以外にアメリカやヨーロッパなど世界中に輸出されている。
チリ・サンアントニオ港から来たコンテナもリーファーコンテナ。中身は長ネギの種だった。36億本分の長ネギになるという。種はその後栽培検定を経て全国の園芸店に届けられる。横浜港と植物貿易のつながりは古く、明治23年に日本初の植物貿易商社が横浜に誕生し、大正3年に日本初の植物検査所が横浜港に開設された。野菜の種の港別輸入金額も横浜港が約69億円で1位。またチリは横浜港に輸入される種の3分の1を占めている。チリでは日本から送られた長ネギの種を栽培し、種の量を増やして日本に戻す長ネギ畑がある。その理由は日本は種を生産するにはあまり条件が良くなく、チリは野菜の種作りに最適な場所だから。こうした海外での種作りが広がりはじめたのが1960年代後半で、それまで日本では野菜の種の多くは農家の畑で採られていた。ところが高度経済成長期に野菜の種を種苗会社が供給するようになり、海外での生産が広がっていった。
矢田亜希子はまだまだ知らないことがたくさんあるとあらためて思ったなどと話した。
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