- 出演者
- 川島明 上田剛史 竹内まなぶ(カミナリ) 石田たくみ(カミナリ) 秋元真夏
今季巨人に入団した田中将大。キャンプでブルペンに入れば若手投手陣が田中の投球を見るために大集結していた。また練習前の声出しでは、野村監督の発言を引用して大勢が田中をイジり場を盛り上げた。そんな田中が巨人入団の際に連絡したのが同い年の坂本勇人。タイトルホルダーが並ぶ88年世代だが、同世代で交流があるという上田は坂本について、とにかく酒が強いなどと話した。今回は88年世代の過去の秘蔵映像やチームメートとなった田中・坂本の共通点を深堀りする。
オープニング映像。
田中・坂本の共通点その1「10代からの活躍」。2人は兵庫県伊丹市出身で同じ小学校のクラスメート、同じ野球チームに所属。当時は坂本が投手で田中が捕手を務めていた。スタジオでは保育園から一緒だというカミナリのまなぶが特技の利きツッコミを披露した。坂本は青森の光星学院に進学すると春の選抜で甲子園出場を果たす。一方、北海道の駒大苫小牧に進学した田中は夏の甲子園で斎藤佑樹と投げ合い、37年ぶりの決勝再試合で大きな話題となった。その後2人はともにドラフト1位でプロ入りし、田中は1年目から11勝の活躍をみせた。一方坂本は高卒2年目にセ・リーグ史上初となる全試合スタメン出場を果たし、リーグ優勝も達成した。初のビールかけでは、19歳のため炭酸水でお祝いした。3年目のオフにはプロ野球オールスタースポーツフェスティバル(プロ12球団が集まった運動会)に出場し、ボーリングのピンに扮した田中将大をボールを打って倒した。
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- アレックス・ラミレスオリックス・バファローズプロ野球オールスタースポーツフェスティバルロサンゼルス・ドジャース伊丹市(兵庫)光星学院高等学校前田健太北海道坂本勇人山本由伸斎藤佑樹東北楽天ゴールデンイーグルス澤村拓一田中将大読売巨人軍選抜高等学校野球大会阿部慎之助青森県頓宮裕真駒澤大学附属苫小牧高等学校
スタジオトーク。カミナリの2人も88年世代で、石田たくみはマー君や斎藤佑樹の活躍が悔しかったと話した。さらに石田たくみは、88年世代は豊作で、松坂桃李や戸田恵梨香なども同世代だと続けた。
2012年の田中将大、坂本勇人らが参加した88世代食事会のVTRが流れた。田中は2010年に前田健太に沢村賞を先に取られて悔しくて頑張り、2011年に自分も取れたことを話していた。幼馴染との対戦について、田中は「バッターボックスに勇人がいたら絶対に打たれたくない」と話していた。坂本は「交流戦で年に1回(対戦を)するかしないか。めちゃくちゃいいピッチャー」などと話していた。坂本は8打数4安打で自分の方が対戦成績が良いことにあからさまに嬉しそうな表情を浮かべた。そうした坂本の姿に他の参加者たちは「いやらしい」と話し、前田健太は「(坂本は)打ったらいちいち顔見てくる」などと話した。ここでスタジオの上田剛史がVTRをストップし、坂本と飲みに行った時に、金額が高くなりそうだと心配していたが、割り勘で支払った金額は思ったほどではなかったという経験を話した。上田に気を遣った坂本が事前に大半の料金を払っていて、残りを割り勘という形にしてくれていたのだという。さらに上田は、坂本はいつもエキサイトシートの子どもたちとキャッチボールをしていることを話した。上田も真似てみたが、ボールを受け取った子どもは「ありがとーっ!」と言って去っていってしまったという。
88世代、田中・坂本の共通点その2は、チームを日本一へ導いたということ。2012年の坂本は、最多安打を獲得し、リーグ優勝に貢献した。さらに日本シリーズでは、9安打3打点、打率は3割超えの大暴れを見せ、チームを日本一へ導いた。38万人が集まった優勝パレードでは、坂本コールが鳴り響いた。翌年、巨人の2年連続日本一を阻止したのは、田中だった。開幕から24連勝で、プロ野球史上初の無敗の最多勝投手となりリーグ優勝を果たした。スタジオの川島明は「これは戦後まもなくの記録ではなくわりと最近の記録」だと強調した。秋元真夏は日産スタジアムでの2日間で15万人を動員したライブの冒頭、1人だけでステージに出て挨拶をした経験を話した。「日産スタジアム中が私を見ている」と感じて幸せだったという。田中は24歳で初のビールかけを経験した。この年、田中が唯一敗れた試合が巨人との日本シリーズ第6戦。坂本にはフェンス直撃のツーベースヒットを打たれた。3勝3敗で迎えた最終戦、3-0の楽天リードで迎えた最終回に、前日160球を投げた田中がマウンドに上がった。先頭打者に出塁され、坂本を打者に迎えたが三振に仕留めた。そのまま勝利し、田中は楽天を球団創設初の日本一に導いた。
田中・坂本の共通点その3は、昨シーズンがプロ人生で最も苦しかったこと。坂本が昨シーズンのとある試合を振り返っている会見VTRが流れたところでスタジオの上田剛史はVTRを止め、坂本の声がガラガラなのは酒が原因だと指摘した。VTRが再開。坂本は「野球の神様が僕に試練を与えてくれる」などと話した。どん底の坂本に神様が与えた試練とは、9月23日の阪神との首位攻防戦でのこと。0-0で迎えた7回、先制のチャンスで、前日に3連続凡退をしてスタメンを外れた坂本が代打で登場した。プライドを捨ててバットを短く持ち、見事先制タイムリーを放ち、巨人の勝利に貢献した。巨人の4年ぶりのリーグ優勝につながる勝利だった。今シーズン、坂本は2500安打という大記録にあと85本と迫っている。2500安打を達成したのはこれまでわずか7人。右打者では野村克也、衣笠祥雄しか達成していない大記録。一方、田中は日米通算200勝まであと3勝と迫っている。昨シーズンはプロ入り後初めての0勝に終わった。田中と坂本は昨シーズンはともに苦しいシーズンだった。そして今シーズン、そんなお互いを鼓舞するかのように、24年ぶりに同じチームとなった。田中の巨人入団後の初の実践練習では、4年ぶりに坂本と対決した。その日は田中が坂本を抑えた。2月24日のロッテとのオープン戦に上がり、MAX145キロで1イニングを3人で抑えた。坂本もヤクルト戦で、体勢を崩されながらも外野に運ぶ坂本らしいバッティングを見せた。
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