- 出演者
- 富澤たけし（サンドウィッチマン） 伊達みきお（サンドウィッチマン） 芦田愛菜
今回は「”コワイもの”を愛する博士ちゃん」。
小5の百福くんは地獄を愛する地獄博士ちゃん。家には地獄や鬼、仏教の本が並び本で地獄について調べている。休日は全国の地獄スポットを巡っている。オススメは富山のまんだら遊苑や京都の六道珍皇寺。
授業テーマは「実はおもしろい地獄の世界 地獄完全ガイド」。古い文献「正法念処経」「往生要集」が今も残る地獄の考えの基礎と言われている。地獄完全ガイド1つ目は「地獄への過酷な道のり」。人が四十九日で法要をするのは極楽浄土行きか地獄行きかが決まるラストチャンスだから。死者は49日後に極楽浄土行きか地獄を含む6つの世界「六道」行きかが決まる。死後7日ごとに十王が裁きを下し、49日目に会うとされる泰山王が極楽浄土か地獄か六道行きかを決める。閻魔大王は死後35日目に会うとされ、仮決定を出す。百日目の平等王、一年目の都市王、二年目の五道転輪王は確実に地獄行きの人たちがどの地獄に落ちるかを決める。法要は王に裁かれる亡者の応援で、気持ちのこもった追善供養によって刑が軽くなったりする。
百福くんが地獄について授業。三途の川幅は500キロあり、三通りの渡り方があるという意味。生前の行いが良い人は有橋渡と呼ばれる橋を渡り、中間の人は山水瀬と呼ばれる浅瀬を渡る。悪人とみなされた人は江深渕と呼ばれる激流に放り投げられるが、六文銭を出せば舟で渡れる。六文銭は真田家の家紋としても有名。三途の川の渡し賃とされる六文銭を旗印とすることで、命をかけて戦う覚悟を表現していたと言われている。
地獄完全ガイド2つ目は「地獄の八階構造」。地獄の八階構造になっており、罪が重いほど下に行く。スタジオには絵巻の一部を抜粋して八大地獄を表現したパネルを用意。獄卒に体を切り刻まれたり亡者同士が傷つけあったりする等活地獄は、必要以上に生き物を殺した罪を犯した人が落ちる。
地獄完全ガイド2つ目は「地獄の八階構造」。火をつけられて縄を歩く黒縄地獄は人の物を盗んだ罪を犯した人が落ちる。第三の地獄は衆合地獄で汚らわしい男女関係を犯した人が落ちる。刀葉林は頂上にいる女性を求めて葉が刃のように鋭い木を登る拷問。登りきっても女性は下に移動し永遠に繰り返す。仏教の教えではこれまでの3つに飲酒や嘘をつくことを加えた5つの戒めがある。四番目は酒に溺れて暴行を行った罪を犯した人が落ちる叫喚地獄。五番目の大叫喚地獄は嘘をついた人が落ちる。六番目の焦熱地獄は仏教の教えに反した罪を犯した人が落ちる。七番目の大焦熱地獄は女性や幼子を汚した罪を犯した人が落ちる。八番目の阿鼻地獄は仏教を非難する行為を犯した人が落ちる。
7月15日、百福くんが東京の地獄スポットを巡る。東京には閻魔様を祀るお寺が40か所以上ある。1月16日と7月16日及びその前日は各お寺で閻魔詣という参拝行事が行われ、レアな地獄名物があるという。1つ目のお寺は新宿の典厩寺。
帰れマンデーの番組宣伝。
7月15日、百福くんが東京の地獄スポットを巡る。1つ目のお寺は新宿の典厩寺。高さ5.5mの閻魔が間近で見れた。隣には奪衣婆の巨大像もあった。江戸と郊外を分ける境界にあったため、江戸の町を守ってもらう意味合いが強いという。
2つ目は小石川の源覚寺。創建1624年で徳川秀忠・家光が熱心に信仰していたことでも知られる。源覚寺の閻魔はこんにゃく閻魔と呼ばれている。目を患った老婆が治してくださいとお願いしたところ、夢に出てきた閻魔が右目を犠牲に「治してやろう」と言い朝起きると老婆の目は治っていたという。老婆は好物のこんにゃくを捧げた。今回特別にお堂の中に入れてもらい、近くで見せてもらうことができた。
次回予告。
「君も博士になれる展」の告知。
テレ朝夏祭りの告知。