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オープニング映像。
多摩センター駅の「ELEN」という美容室は地域密着型の繁盛店。縁の下から支えるのが2025年4月に入社した7人の新人たち。美容師の国家資格は手にしたものの、お店の試験に合格してスタイリストになるまではカットはできない。メインの仕事はシャンプーやマッサージ、カラーリングのヘルプ、お客が帰った後の掃除。全員20歳の新人は6人が上京組。高知出身のかのんさんは新人の中で一番の売上を誇る期待の新人。半額でカラーリングなどのモデルになってくれる人を募るモデル集めの達人。かのんさんのモデル集めは街へ出て声をかけるモデルハンティングよりも、今流行りの集客アプリを徹底活用すること。商業高校を卒業しなんとなく地元の美容学校に進んだかのんさん。本気で美容師になりたいと思ったのはカットやカラーリングをするうちに段々楽しくなり、いつしか大会でもいい成績が取れるようになったから。かのんさんはせっかく来てくれたモデルに集中したいが本来の仕事はスタイリストのアシスタント。この日はモデルさんを30分も待たせてしまった。
7人の新人の中には一際態度が大きい唯一の男性、富山出身のロイくんがいた。勉強会の感想は小学校のホームルームそのものだが、その仕事ぶりは中々のもの。スタイリストの次の動きを呼んで何を渡すか何を準備するかは正確そのもの。玉に瑕なのがチャラいファッションと先輩にも飛び出すビッグマウス。親に「何か免許を取れ」と言われて、流れで美容師になったという。美容師になりたいわけじゃなくて音楽がやりたいと言った。幼い頃両親が離婚したロイくんにとって3人兄弟を引き取ってくれたお父さんは今も頭の上がらない人生のアドバイザー。小学生の頃から高校まで好きなスポーツを思う存分やらせてくれた。だから父の言葉通り手に職をつけたかった。さほど好きではなかった美容師のしごとも東京に行けばなんとかなると思ったが、そこに期待した大都会の姿はなく同期に男は自分一人。
入社から4か月が経つころ、スタイリストになるための実技試験の日が近づいていた。ロイくんの実家を訪ねると、お父さんは「本当にやりたいことが見つかってない」と話した。お兄さんは地元に残り製薬会社の工場で働いているという。妹は高校2年生。ロイくんは実技試験本番の日を迎えてもシャキッとしない。試験に使うウィッグを忘れてきたようだ。スタイリストになるための第一関門はレイヤーカットを25分以内に切り終わり、スタイリングまで済ませること。合格したのは別の店の新人ばかりだった。
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- ELEN 新百合ヶ丘高岡市(富山)
新潟出身のことじさんはいつも遅くまで練習を続けるコツコツ型。けれで1回目の実技試験はショックな結果に終わった。店の同期で唯一の合格者みさとさんにカットを教わることにした。ことじさんは小学1年生の時に両親が離婚、その頃お父さんが連れて行ってくれた美容室で可愛くしてもらったことが忘れられず美容師を目指すようになった。試験に落ちて2週間、ことじさんは同期が呼んでくれた男性モデルをカットできることになった。ウィッグではなく人の髪を切るのは初めて。
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- 刈羽村(新潟)
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ウィッグではなく初めて人のカットに挑んだことじさん。どこまで刈っていいのかわからなくなり、見るに見かねた先輩にほとんど助けられた。前回の実技試験から3週間、再テストが行われることになったがロイくんは1人シャンプールームにこもって同期たちを見つめていた。ロイくんは再テストをボイコット。
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- ELEN
再テストをボイコットしてから2週間、ロイくんは富山で同じ美容学校を出た友人と都心の繁華街にいた。入社から5か月と少し、ロイくんは出勤しなくなった。地元に帰るという。
ザ・ノンフィクションの次回予告。
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