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オープニング映像。
街中を動き回るタヌキ。線路を獣道にして暮らしている。線路沿いに巣を作り子育てをしている夫婦は民家の庭でゴミを漁り食べ物を確保。人間の近くで暮らせば食べ物には困らない。一方電車に惹かれればひとたまりもない。子どもたちは親から線路を渡る方法を学んでいた。
東京の繁華街に暮らすカラスはいつどこで餌となる生ゴミが出るか把握している。人間の暮らしを巧みに利用しカラスは東京で大繁栄してきた。巣の材料も街中で集めている。中でもハンガーは一番のお気に入り。頑丈な巣を作るのにうってつけだったが、天敵のオオタカが進出してきた。都市の緑が豊かになり獲物となる鳥などが増えたことが要因だ。カラスとオオタカは都会の森で生存競争を繰り広げている。
戦後猛烈な勢いで拡大した東京。多様な生物が暮らせる理由は都心の森にあり、こうした緑が都市の生き物たちの拠り所になっている。東京最大の神社・明治神宮。明治天皇を祀るため100年ほど前に作られた。10万本以上の木々が全国から献上され森を形作っている。森は神の領域とされ人間の立ち入りが厳しく制限されている。明治神宮では3000種もの動植物が命を繋いでいる。
いにしえの頃から日本人は自然を崇めてきた。時代が変わってもその心は息づいている。春は満開の桜に新たな季節が巡ってきた喜びを感じ、それは生き物も同じだ。50cmもあるウグイの仲間は産卵のために海から多摩川を遡上し数千匹が集まることもある。この時を待ち構えていたのはカワウでウグイを襲うが、そんな状況でも2週間に渡って産卵は続く。
初夏。街は鳥たちの子育てで賑わいを見せる。六本木を散歩するカルガモの親子。優しい人たちがいつも見守っている。雛たちは庭園の池で生まれしばらくすると親とともに近くの川へ移っていく。
命育む都市にいま新たな緑が生まれている。六本木のビルにある屋上緑化の田んぼにはカエルたちが繁殖している。
東京湾も様変わりした。ここでも人間は失われた自然を取り戻そうとしている。コアジサシは毎年子育てのために東京湾にやってくる。繁殖に適した砂浜や河原は残されておらず、建物の屋上に砂利を敷き詰め子育てしやすい環境が整えられた。コアジサシは世界的に絶滅が心配されており、住民たちが保護活動に立ち上がったのだ。しかしこの土地は楽園ではない。雛を狙いチョウゲンボウが襲ってくることもある。
人間にとって梅雨は鬱陶しい季節だがこの雨が生き物たちをより輝かせる。夏の夜に姿を表すのがセミの幼虫。古い殻を脱ぎ捨てて手に入れた新しいカラダ。これから数週間次の世代に新しい命を繋ぐための営みが始まる。
ハエトリグモは鋭い牙を持つハンターだが並外れた身体能力を持つヤモリに襲われることもある。しかしそのヤモリもオオカマキリの餌食になることがある。
都会暮らしに慣れ我が物顔で振る舞うアナグマと外来種のアライグマ。ネコの餌を狙いやってくる。住宅地の片隅で繰り広げられる光景だ。
都市という人工的な環境で命を繋いできた生き物たち。その力は留まることなく新たな世界を生み出していく。秋の夕暮れを覆い尽くすムクドリの大群。東京のベッドタウンでは駅前の街路樹に集まり夜を過ごす。そこにオオタカがあらわれた。オオタカは本来、日中に狩りをするが、街の灯りを使い狩りをするようになった。森の王者オオタカ。新たな狩りの技を身に付けこの地で生きる術を見出した。
東京。ここは大いなる可能性を秘めた新天地。生き物たちの挑戦は今も続いている。
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