2024年2月15日放送 1:32 - 2:16 NHK総合

スポーツ×ヒューマン
選 自分らしさを一瞬に込めて ブレイキン AYUMI

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像 。パリオリンピックの新競技・ブレイキン。WDSF世界ブレイキン選手権優勝者・福島あゆみさんのメダル獲得が期待されている。福島あゆみさんが世界を驚かせてきたのは独創性、オリジナル技はお笑い芸人の動きをもとにしたものもある。オリンピックに向け挑んだ全日本選手権では自分らしさをダンスに込めて踊った。

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(スポーツ×ヒューマン)
自分らしさを一瞬に込めて

福島さんは市内のダンススタジオを訪れた。子どもたちにダンス教室で指導している。18年間、仕事を掛け持ちながらダンスに打ち込んできた。パリオリンピックの種目となってから、ブレイキンへの注目は高まっている。ブレイキンは即席ダンスでの1対1のバトル形式。4つの動きを組み合わせ、技術力・表現力を競う。福島さんが練習するのは夜遅く。指導者はなく、練習メニューも自分で考えている。オリジナリティのあるダンスを磨き、数々の国際大会で優勝をもたらした。

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福島さんの代表的なオリジナル技のひとつ「雑巾」は雑巾がけの手の動きをダンスに取り入れている。「坂田ロック」はお笑い芸人のギャグをヒントに編み出した技。福島さんを見続けてきた姉・NARUMIさんはナショナルチームのコーチも務めるトップダンサー。NARUMIさんによると、オリジナリティーが高い選手はほとんどいないという。福島さんはストリートで腕を磨いた。福島さんは子どもの頃、運動が苦手で引っ込みじあんだったという。姉の大会を観に行ったことがきっかけでブレイキンを始めたとのこと。福島さんは身体能力に勝る男性ダンサーとも勝負してきた。福島さんは2017年、世界最高峰のダンスコンテストに女性として初めて選ばれ世界のトップダンサーとなった。

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福島さんは整骨院に通っている。関節を酷使するブレイキン。この日は肩の痛みを訴えた。2年前にはヘルニアで首を痛めた。以来、練習前には時間をかけて体をほぐしている。福島さんは41歳でパリオリンピックを迎える。ナショナルチーム参加の打診にすぐ答えられなかったという。福島さんの背中を押したのは同じチームの年下のダンサーたち。福島さんはナショナルチームへの参加を決めた。

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2022年12月、全日本選手権が2ヶ月後にせまっていた。上位に入ればオリンピック出場をかけた国際大会への参加が認められる。福島さんがオリジナル技の練習を重ねた。オリジナル技にはリスクも伴う。2022年の世界選手権では着地でバランスを崩し2連覇は達成出来なかった。

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ブレイキンの魅力はその自由さにある。年齢・性別関係なくバトルする。この日福島さんが参加したのは「兄弟姉妹バトル」。バトルが終われば女子トークし別れを惜しんだ。全日本選手権まで1ヶ月半、福島さんは世界選手権で失敗した技の練習を続けていた。さらに新しい動きも試し始めた。

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福島さんは壬生寺を参拝した。福島さんは「あがり症だから気持ちをコントロールするのが大事」と話した。全日本選手権はオリジナル技で勝負をかける。2月、代々木第二体育館で全日本選手権が行われた。勝敗は技術・表現・独創性を5人の審査員が判定する。福島さんは予選を勝ち進んだ。決勝の相手は世界選手権で敗れたAMI。2ラウンドを終え勝負は互角、最終ラウンドで福島さんが勝利した。福島さんのオリンピック出場をかけた戦いは続く。

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