2024年5月7日放送 1:20 - 2:06 NHK総合

スポーツ×ヒューマン
異色のリーダー J1に挑む FC町田ゼルビア 黒田剛監督

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異色のリーダー J1に挑む FC町田ゼルビア 黒田剛監督

FC町田ゼルビアの監督・黒田剛。昨季、就任1年目でチームをJ2優勝に導くと、今春J1の舞台でも躍動。9節を終えて首位に立っている。30年前、黒田は青森山田高校で監督としてのやリアをスタート。厳しい環境の中で失敗と挫折を乗り越えて全国制覇を成し遂げた。高校サッカーの名将という立場を捨てプロの世界に飛び込んだ。快進撃を見せるチームをどう作っているのか。J1での戦いの日々を追った。

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J1初挑戦へ!キャンプに密着

1月中旬、沖縄でキャンプがスタートした。チームはJ1経験が豊富な選手を数多く獲得し、初めてJ1の舞台に挑む。コーチ・スタッフも合わせてチームは総勢70人以上。この大所帯を束ねるのが監督の黒田。目標には勝ち点72を掲げ、周到なチームづくりが始まった。練習の進行はコーチが行い、監督とコーチのシミュレーションで確認したポイントを選手に落とし込んでいく。自分1人ではなくコーチにも責任を持たせるのが黒田のやり方。目指すサッカースタイルは“負けないサッカー”でベースとなるのは堅守速攻。勝負への強いこだわりを練習から徹底する。

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2月上旬、キャンプは場所を宮崎に移して終盤を迎えていた。開幕まで約2週間。ベテランの昌子源は若手の居残り練習にサポートをかって出ていた。キャンプ終了の3日前にキャプテンを選ぶ会議が開かれ、選手・スタッフの投票の結果選ばれたのは昌子だった。

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J1開幕 初勝利なるか

2月24日にシーズンが開幕。ホームで迎えるガンバ大阪との一戦だが、キャプテンの昌子が2日前に負傷するというアクシデントが起きていた。試合が始まり、ゼルビアは上々の立ち上がりを見せ、ペナルティキックを獲得すると先制。しかし、その後は追加点が入らないまま前半が終了。黒田はJ1の厳しさを感じていた。後半はボランチの仙頭が退場になり10人での戦いに。ディフェンスはファールにつながり同点に追いつかれて終わった。

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高校サッカーの名将へ

1994年、保健体育の教員として黒田は青森山田高校に着任。監督としてのキャリアを本格的にスタートさせた。冬には厚い雪に覆われるグラウンド。黒田には強い反骨心が芽生えた。正木現監督は黒田の元で18年間コーチを務めた。正木監督は「強いものを倒していきたいという野心。青森の地だからこそ全国の舞台にいく意味があると言い続けていた」と黒田について話した。就任してすぐにチームを全国大会の常連に押し上げ、チームに関することはすべて黒田が決めていた。指導に情熱を注いだが待っていたのは挫折ばかりだった。壁を乗り越えるために黒田は自分のリーダーとしてのあり方を見つめ直した。助言を受けてコーチ陣に任せるようになった。黒田が変わったことでチームも変わり、2017年に監督として22年目で全国高校サッカー選手権初優勝にたどり着いた。高校サッカーで培ったチームマネジメント術の経験を糧に黒田は今プロの世界で戦っている。

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J1開幕 初勝利なるか

引き分けに終わった開幕戦から3日後、次の試合に向けて再始動となる日はチームを成長させる上で黒田が最も大切にしている1日。まずは退場者が出たときの戦い方について取り組んだ。さらに、開幕戦で課題となった決定力。試合で浮かび上がった課題をすぐに改善する。シーズン中、黒田はこれをコーチ・選手と必ず行い次の試合に向かう。

第2節、アウェーでの名古屋グランパス戦。FC町田ゼルビアは課題を克服してJ1初勝利を得た。ここからゼルビアは勢いづき、若い力がチームを引っ張り3連勝で首位に立った。

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快進撃!J1に旋風を巻き起こす

選手・コーチに黒田監督について聞くと、「言葉選び」という答えが多く聞かれた。黒田は動画やテレビ、電車の広告でおもしろいキャッチフレーズやメッセージを目にしたときはスマホにメモしているという。言葉にこだわる原点は教員としてやってきた約30年の経験。伝え方、言葉の選び方が今実践されているという。「自分が言いたいことを並べるのではなく、聞きたいことを並べる。それが伝える側の責任」と黒田は話した。

異色のリーダー J1に挑む

3月中旬、リーグ戦は2週間の中断期間に入り、黒田はチームに2日間の休みを与えた。前半戦の山場が迫っていた。4月3日、ゼルビアはこの日から優勝経験のあるチームとの3連戦。サンフレッチェ広島戦で黒田はケガで出遅れていた昌子源を初先発させる決断を下した。4バックから3バックにシステムを変更し、サンフレッチェの強みである3人の攻撃陣と対峙させた。しかし、翻弄される時間が続きこぼれたルーズボールから先制された。黒田の策ははまらずJ1初黒星を喫した。

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初黒星から4日、川崎フロンターレ戦。ゼルビアは先制点を上げた。後半、GKの谷晃生が退場となって残り20分を10人で戦うことになったが、黒田は冷静に次の策を打った。先発を外れていた昌子源を送り込むと、昌子は体を張ったプレーでチームを落ち着かせ、1-0のまま試合は終了。黒田の目指すものがまた一つ形になった勝利だった。

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昨季王者のヴィッセル神戸には1-2で今季2杯目となり首位を明け渡した。FC東京に勝って再び首位に。黒田は「このレベルで戦えていることを意気に感じて日々の成長の中で勝負はしている。成長した生活をしていると自覚できている」と話した。

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