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取材班が向かったのは滋賀県。ナマズは流れが緩やかで水が濁っている場所を好むという。大きさは最大で60cmにもなる大型の肉食魚。最大の特徴は長いひげ。猫のような見た目から英語ではキャットフィッシュと呼ばれている。ナマズにとって長いひげは目に代わる重要な感覚器官。夜になると活発に動き出し狩りをする。口の中にはギザギザの歯がびっしりと並んでいるため獲物を逃しにくい造りになっている。獲物は水の中だけでなく水面を泳ぐカエルなども対象。ナマズは優れた嗅覚・味覚を持っている。さらに体には水中の音や水の流れを感じる器官が至る所に張り巡らされている。
広島大学大学院の吉田将之博士と曽智博士がナマズの脳を解説。他の魚には無い電気を感知する場所があるということで実験を見せてくれた。電気を感じる能力は狩りの際に獲物から発生している超微弱な電気を感じ取るため。こうした電気を感じる能力が地震ともつながり、昔からナマズが地震を起こすと言われてきたのは地震の前に暴れ出す姿が頻繁に目撃されていたため。地震発生前には断層から微弱な電気が発生するが、ナマズはこの電気を感じ取って暴れるのではないかと考えられている。かって東京都はナマズを地震予知に役立てようと研究していたことがある。
豊臣秀吉は京都の伏見城を建設する際、ナマズ(地震対策)を大事にしなさいと命じていた。また江戸時代には大地震をきっかけに鯰絵が大流行した。
水田地帯に降る大雨がきっかえでナマズたちが大量に田んぼ脇の水路に集まった。そしてオスがメスに巻き付くというナマズ特有の産卵行動が見られた。ナマズは雨でできた氾濫原で産卵する習性があるが、産卵場所に田んぼを選ぶこともある。メスは一晩で何度も産卵し産卵を終えると川や湖に帰っていく。卵はわずか2、3日で孵化し赤ちゃんナマズが誕生する。孵化から数週間後、体長は5cmほどになり積極的に獲物を探し泳ぎ回る。しかし天敵はサギ・ヤゴなどで何とか生き延びている。そして田んぼの水を抜くこと川や水路へ下っていく。
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