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オープニングの挨拶。
今回のテーマは闇バイト。INIの後藤、高橋、安達ラジオセンター長が出演。社会部の山口記者、「Nらじ」の西川キャスターが疑問に答える。警察庁の生活安全企画課長は「Nらじ」に出演し、知らなかったという言い訳は通用しないと呼びかけた。
ことし8月以降で東京と南関東1都3県で逮捕された闇バイトとみられる20代の人数は30人で、逮捕された45人の半数を超えている。逮捕された容疑者のほとんどは実行役や見張り役で、指示役の逮捕には至っていない。闇バイトに関わった被告4人と拘置所で面会取材した杉山記者は、1回だけだったらバレないと思ったと話す被告もいて安易な気持ちで犯罪に関わっていると話した。西川キャスターは我々世代は親や祖父母世代から「楽して稼げるようなうまい話はない」と聞かされて育っていた、近所にも世話を焼いてくれる大人もいなくなり社会全体のコミュニティ力の低下も背景にありそうと話した。「闇バイトと普通のアルバイトを見極めるポイントを知りたい」というメールを紹介。山口記者は見分けようとすることではなく都合の良い話はないと理解することが大事と答えた。「闇バイトがしにくくなるような取り組みは?」というメールを紹介。山口記者は警察は時間がかかっても必ず逮捕するという気概を感じると答えた。杉山記者は被害に遭っているのは必ずしも資産家の家ではないと話した。
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安達は福井出身のラジオ編成の若者が本当は地方が危ないんじゃないかという話をしていたと話した。山口記者はルフィグループの事件では実行役が石川県から東京に来ていたと話した。西川キャスターは地方は治安が良いために泥棒が入られない感覚があると話した。
拘置所で闇バイトに関わった被告に取材した杉山記者は、一見すると普通の男性で事件に関わる前に経済的な問題を抱えている点が共通していた、SNSの検索や投稿へのDMといった手軽な方法で闇バイトに行き着いてしまっていると話した。西川キャスターはこれまで学校では犯罪は道徳的に悪いと教えているが犯罪に加担するのがなぜ悪いのか考えさせる機会は少なかった、欧米ではシチズンシップ教育で考えさせている、一生を棒に振る可能性があることを教え込まないと未来の犯罪者を抑制することに繋がらないと話した。山口記者は警察も学校で教室を開いて呼びかけを行っていると話した。オーストラリアでは16歳未満にSNSを規制する法律が成立した。西川キャスターは規制は必要な情報にアクセスする権利を侵害する問題があり簡単にできない、子どもの頃からのメディア・リテラシーをどう高めるかが課題と話した。
「個人情報をどうなぜ簡単に伝えてしまう?」というメールを紹介。山口記者は取材した被告がSNSの仕事探しでは毎回免許証を送るよう言われるのが当たり前になっていたので感覚が麻痺していたと話していた、匿名性の高いアプリでのやり取りを求められた時点で引き返さないといけない話した。「途中で闇バイトと気づいたらやめられる?」というメールを紹介。杉山記者は応募してしまった後でも警察に相談してほしいと話した。「1日に何十万も稼げるものはないという疑いを持つには」というメールを紹介。西川キャスターはバイトを基準にして考えるのは大事、高額はそもそもありえないという感覚を身に着けないといけないと話した。「海外での対策は?」というメールを紹介。山口記者は日本人だけでなくベトナム人がベトナムから日本にいるベトナム人に盗ませていた事件も摘発されているので日本人に限った犯罪ではないと話した。
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杉山記者は若者がお金に困ったときに誰かに相談するのでなくSNSで仕事探しをしてしまう現状が問題と感じた、相談しやすい体制づくりが必要と話した。山口記者は警察庁を取材すると呼びかけを行ったあと闇バイトに応募してから相談する人が増えている、メッセージが届けば引き返す若者もいると話した。西川キャスターは日本の大学では犯罪学を直接扱っていない、体制づくりも必要と話した。
「子どもたちが闇バイトの勧誘に騙されないために日頃から親子でどんなことを話し合ったらいいか」というメールを紹介。西川キャスターはうまい話はないとちゃんと伝える、話し合える関係が築けていれば大丈夫と話した。
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番組はネットラジオ「らじるらじる」で聴くことができる。次回は12月24日。
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後藤は自分たちがよく使うSNSで闇バイトがあることがびっくりしたと話した。高塚はSNSを使いこなせているという安心感が闇バイトにつながってしまう気がしたと話した。
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エンディングの挨拶。