- 出演者
- 北村花絵 石川ありす 沼田晶弘
オープニング映像。今回は東京学芸大学附属世田谷小学校教諭である沼田晶弘。テーマは「ぬまっち流 観察と言葉かけ【自分の世界を拡げる視座】」。
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- 東京学芸大学附属世田谷小学校沼田晶弘
静岡県浜松市にある鹿玉小学校にて東京学芸大学附属世田谷小学校教諭である沼田晶弘が講演を実施。沼田はオールドルーキであり30歳を超えてから教師になったため漸く教え子が成人を迎え一緒に酒を飲むことができたなどと明かした。沼田は著書『もう「反抗期」で悩まない! 親も子どももラクになる“ぬまっち流”思考法(集英社)』では、基本的に反抗期というものは存在しないものであり、子どもは反抗しているのではなく自己主張するようになり、こちらが命令口調にさえならなければ反抗されることはないのだなどと説いた。
東京学芸大学附属世田谷小学校教諭である沼田晶弘が「自分の世界を拡げる視座」をテーマに講演を実施。沼田は「視座」とはどこから見るのかというものであり、視座から見えるものが視野であり、視野の中のどの点を見るかが視点となるなどと図を用いて説明した。沼田は視野を広げるためには視座を固定していると難しく、新たな視座を獲得するには自分で他の地へ赴くか、他の地から来た人と出会うことだけ以外に方法はなく、様々な視座を獲得するとたくさん点を打ちたくなってくるものなどと伝えた。
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- 東京学芸大学附属世田谷小学校
沼田は子どもが様々な視座を獲得し、たくさん点を打つようになると反抗期とされる状態になるが、そもそも反抗期は世界的に見てもそんなにあるものではなく、子どもの反抗はあくまで親目線での認識で、子どもが親の視野の外に視座・視野を獲得し、反抗ではなく自己主張するようになっただけのことなどと語った。沼田はイヤイヤ期も反抗期と同じで、子どもの必死の自己主張期に該当し、子どもの自己主張を受け止められれば親たちも素敵な自己主張で楽しく返せるようになるため、子どもの主張を喜べるかどうかが重要などと説いた。沼田は一方で子どもが自己主張期だからと何でも受け入れれば良いわけではなく、ダメなものはダメであり、親にも主張があることを伝えるべきなどと解説した。
沼田は子どもの自己主張に対して持久戦を行うために街の目が気になるものであるが、一つの対策として子どもに自己主張中と文字がプリントされた服を着せることで、町の人々の理解を得られた経験があるなどと伝えた。沼田は子どもときちんと向き合うために、サイレントサポーターを引き寄せろとし、本当は言葉にできないだけで街中にたくさんの子育てサポーターが隠れており、実際には見守り、応援してくる人々が多く、自分たちが助けられると自然と他人の子どもにも優しくなれ、そうした視点に気づけたのは新たな視座から見ることが出来たためなどと説いた。
講演を終えた沼田は視座を拡げるために依頼された仕事は全て受け、そうする中で、自分がいることで相手の視座が増えていくことが楽しく、また教師という職業柄、生徒たちは各々の家庭といういわば一国の視座を各々が持ち合わせているため日々発見があるなどと明かした。
次回の「テレビ寺子屋」の番組宣伝。
エンディング映像。