2024年1月8日放送 1:28 - 2:28 TBS

ドキュメンタリー「解放区」
家さえあれば 〜貧困と居住支援〜

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

今回は…

住まいを追われた人の居住支援を行う坂本慎治さん。この日訪れたのは20歳の男性。自殺願望がある様子。相談を受けたらその日のうちに住む家を提供。家を追われた人にはそれぞれの事情が。坂本さんは時に優しく、時に厳しく語りかける。

(ドキュメンタリー「解放区」)
家さえあれば 〜貧困と居住支援〜

大阪・西成のあいりん地区。日雇い労働者の町として知られ、一角には坂本さんが代表を務めるNPO「生活支援機構ALL」の事務所が。設立から10年。YouTubeも開設。不動産業も営む坂本さんは一般向けの賃貸住宅を紹介。活動に賛同するオーナーから物件管理を一任されていて、相談者はその日のうちに入居できる。過去には、相談者が翌日に自殺という経験が。

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NPO法人生活支援機構ALLあいりん地区生活支援機構ALL神戸港西成区(大阪)

住まいを追われた人の居住支援を行う坂本慎治さん。この日訪れたのは59歳の男性。数日間は公園で野宿。日雇い建設作業員として働いていたがコロナ禍で収入激減。家賃が払えなくなり退去に。YouTubeで坂本を知ったそう。大阪市内の家賃4万円のワンルームマンションを案内。急な入居に備えて家具家電や食品など整備。住所がなければ生活保護は支援できず。男性には、生活保護を受けながら家賃を払っていくよう提案。愛知から来た別の50代男性。今は車中泊。ギャンブルで家賃を払えなくなったという。面談では厳しい言葉を投げかけることも。

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NPO法人生活支援機構ALL大阪市(大阪)豊中市(大阪)

住まいを追われた人の居住支援を行う坂本慎治さん。中学校卒業後は鳶職に。実家は大阪。両親とは折り合いが悪かったそう。16歳のころに建設現場で全治1年の大怪我。将来に不安を感じていたその頃、同じ部屋に入院していた不動産会社社長との出会いが転機に。社長のアドバイスで18歳のころに大手不動産会社へ。3年ほどで関西トップの営業マンに。その頃、野宿する母娘が来客。母娘はDV被害を受けて和歌山から避難中だったという。母は生活保護ののち就職。その仲介を担当したことを契機にNPO法人設立。これまでに3000人以上に住まいを提供。

キーワード
兵庫県立西宮病院和歌山県天王寺公園

住まいを追われた人の居住支援を行う坂本慎治さん。この日、1カ月前に支援したばかりの入居者が夜逃げ。窃盗罪で執行猶予付きの有罪判決を受け、拘置所から坂本のもとへ来ていた。生活保護費を全額下ろしたのち逃亡したとみられる。坂本のもとには別のメールが。内容に危機感を感じて迎えに行くことに。

住まいを追われた人の居住支援を行う坂本慎治さん。メールで助けを求めた田中さんは20歳。建設現場から雇い止めにあい、寮を追われ2日間は野宿。所持金は100円。幼い頃に両親が離婚して父に引き取られた田中。父は去年、脳梗塞で入院。その際に家賃滞納と判明したために実家はなく、父は今も療養中。行く宛のない田中は幼い頃によく遊んだ公園で野宿。父には借金があり、田中の名前でも複数消費者金融から借金。見に覚えのない督促状も届いていたそう。坂本は父との面談を提案するが田中は拒否。こうした若者の支援者も少なくないそうで、大阪のワンルームマンションを案内。生活保護申請にも立ち会った。2週間後、支援が成立。月当たり約10万円。

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尼崎市(兵庫)

住まいを追われた人の居住支援を行う坂本慎治さん。その支援を受けた田中さんは20歳。支援を受けて生活再建が叶って1カ月。居酒屋でのアルバイトも決定。疎遠になった父とは今も連絡を取っていない。家を追われた頃は「罪を犯して警察に捕まったほうが楽になるのでは」とも考えたそう。今後、25歳までには独り立ちしたい考え。父への思いを聞かれると「ちょっと心配」「恨む気持ちは薄れてきた」など話す。ある日、アルバイト代で生活できていることを坂本に報告。坂本は「絶対に逃げたらあかん」など忠告。居住支援しても10人に1人は逃げ出したり元の生活に戻る人がいるそう。

(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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