2023年9月9日放送 9:30 - 10:00 NHK総合

ドキュメント72時間
真夏の昆虫専門店で

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(オープニング)
オープニング

今回の舞台は都内にある老舗の昆虫専門店。国内外から集められたカブトムシやクワガタなど、100種類が並んでいる。なぜ人は昆虫に魅せられるのか。その答えを3日間きいてみた。

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東京都
真夏の昆虫専門店で
7月16日(日)

東京・高円寺にその昆虫専門店はある。早速、昆虫を見つめる親子連れがいた。お父さんは日光の出身、小さい頃は近所へ虫捕りに行っていたが、最近は捕れないので仕方なく買っているという。息子さんはYouTubeで見たパラワンヒラタクワガタが欲しいと話した。続いて、何かの容器を見つめる男性がいた。クワガタの幼虫を飼育するための“菌糸瓶”という容器だという。男性は大学1年生で、バイト代を貯めてクワガタを飼い始めた。店先に網を持って出てきた男性のお客さん、素振りをすると店内に戻っていった。男性は学芸員を目指す大学3年生で、勉強のために昆虫を捕まえては生態を調べている。先ほどは購入する網の試し振りをしていたとのこと。午後2時、休日とあってかお店は家族連れが目立つ。息子さん3人と来たお母さんがいた。息子さんたちは昆虫が大好きだが、お母さんは虫が大の苦手。二男は誕生日のプレゼントとして、お目当てのアトラスオオカブトを買ってもらった。子どものころから昆虫好きだという20代の兄弟がいた。大学院生の弟さんは、昆虫の自由奔放に生きている姿が魅力だと話した。昆虫の標本を見ていた会社員の男性がいた。標本だと形が変わらずそのかっこよさを永遠に見ていられるとのこと。夕方、男性がひとり入店した。小学生の頃からの昆虫好きで、今日は国産のノコギリクワガタの幼虫の飼育のためマット(木くず)を買いに来たのだという。夜7時、閉店時間を迎えた。

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YouTube高円寺駅高円寺(東京)
7月17日(月)

撮影2日目は祝日。11時の開店と同時に次々とお客さんが。今日も家族連れが多い。お父さんとヘラクレスを見に来たという小学生の男の子は、Tシャツにもヘラクレスがプリントされていた。男の子は北海道でお父さんに教わりながらトンボを捕まえてから昆虫が好きになったのだという。今では親子で昆虫を楽しんでいる。お昼を過ぎると店内は大盛況。そんな中、じっと標本を見ている男性がいた。男性は小田原から来ていて、ここはいろんな地域の虫が見れるので興奮するのだという。夕方、女性がひとりで入店、標本コーナーに向かった。中学の頃からのチョウ好きで、チョウにまみれて暮らすのが夢で、月に1頭選んで買っているのだという。

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高円寺駅高円寺(東京)
7月18日(火)

撮影3日目。平日の店内は落ち着いていた。ひとりの男性客に声をかけた。オオクワガタが好きで、以前は100匹ほど飼っていた。かつては増えた分を父親と田舎で売っていたが、その父親は亡くなってしまった。しかし今、また飼育を始めようと考えている。父親はある時突然、昆虫を飼い始めたのだという。昆虫と向き合うことで父親が何を思っていたのか、それはもう分からない。人生にはふと、昆虫を飼いたくなるときが来るのかもしれない。夕方、小さい男の子を連れた家族が来た。お父さんが虫好きで、オオクワガタを36種類、成虫だけで300匹ほど飼っている。昆虫を通じてお子さんに命のつながり、尊さを感じてほしいと願っている。

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7月19日(水)

撮影4日目。3年近く通う常連の女子大学生がいた。南米原産の“パンカブト”というカブトムシが好きなのだという。去年から昆虫に夢中だという5歳の男の子がいた。本当はアトラスなど大きいのが飼いたいが、コクワガタで我慢している。

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(エンディング)
次回予告

ドキュメント72時間の次回予告。

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