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松江から車で4時間、山口県との県境にある益田市。高津川の目の前に自動販売機が並んでいる。お盆前のお昼から撮影を開始した。男女で並んで麺をすするお客さんがいた。自販機それぞれ個性があって面白いなどと話した。ここには麺類の自販機は3台あり、さらにすぐ近くにも経営者は違うがうどん自販機が2台ある。カメラで撮影している男性に話しかけた。隣町が地元で福岡から帰省中、懐かしくて夫婦で来たという。大阪から車で来たという男性に話しかけた。盆休みでの暇つぶしで、ずっと下道で来たという。夜10時前、静かになった休憩所に男性が1人。地元の左官職人の男性、夜食に来たという。深夜1時、巨大なトレーラーで来た運転手さんたちに話しかけた。9号線を通る時はここで休憩していくという。一杯のうどんを分け合って食べる人たちがいた。山口から帰省で来ているというご家族だった。となりの自販機コーナーもはしごし、自販機によって異なるうどんの味を楽しんだ。眠らないうどん自販機にはいろいろな人が立ち寄る。午前3時、魚釣り帰りの幼なじみが訪れた。今日は全然ダメだったが、釣れても釣れなくても食べるとのこと。午前4時、そばを車に持ち込む男性がいた。すぐ近くで働いていて、これからお仕事だという。
撮影2日目。今日からお盆。朝7時前から、自販機前が賑やか。福岡を午前3時に出発してきたというご家族。自販機好きな息子さんの希望で来たという。お昼、2人組の地元のお客さん。海に行った帰りに立ち寄った。数え切れないくらい来ているという。麺をを補充する店主の田中さんに話しかけた。麺類の自販機の中を開けて見せてくれた。田中さんは元々自販機のメンテナンスをしていたという。この休憩所ができて50年弱、その間にコンビニやスーパーができるなど、地域は大きく変わった。夜9時半、若いカップルに話しかけた。地元の花火大会の帰りに来た。ここにはデートの流れでよく立ち寄るという。
撮影3日目。朝早くからお客さんが。58歳のバイク整備士の男性、高校卒業後から通っている。うどんをずっと食べてきたが、最近ラーメンにシフトチェンジした。実家は昭和58年の山陰の大水害で流れてなくなったが、小さい頃から変わらないここが、当時を思い出させてくれる。夕方、おととい出会った夫婦がいた。福岡への帰り際にも立ち寄った。本当にここの麺が大好きで、ここを通るときには必ず立ち寄るという。夜7時、1台のバイクが休憩所へ。40歳の女性、近くの道の駅のタコ焼き屋さんの店主(知り合い)からタコ焼きをもらったが、バイクなので中身がぐちゃぐちゃになってないか確かめるために立ち寄ったという。きょうもうどん自販機は待っている。立ち寄る誰かを温めるために。
4日目の朝、店長の田中さんが来ると、麺類が全部売り切れており、慌てて仕込みに入った。最後に出会ったのは農業法人を立ち上げたばかりの若者。米を育てているという男性、「大変な状況であっても前に進むしかない」などと話した。
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