- 出演者
- 所ジョージ 劇団ひとり ホラン千秋
熊本・天草諸島は120もの島々からなる。楠森島へ向かう。かつて人は住んでいたが今は無人、定期船もないため上陸も難しいという。天草は真鯛などの養殖が盛ん。ドローンを飛ばすと、手前の島で泳ぐイノシシが見えた。イノシシは約300m先の天草上島へ。ドローンで泳ぎ始めから撮影されたのは大変珍しいという。前にいた島のエサ不足が泳いだ理由と考えられる。
富士山のような形の楠森島へ。沼があり、鳥がいたが人の痕跡はなかった。海岸沿いには石垣があり海に沈んだ遺跡のようなものや規則正しく並ぶ石柱もあった。小型ドローンで探索を開始した。
ドローンは落下してしまったが、逆さまの状態から自動で反転して起き上がることができるタートルモードという機能がついている。アオサギは国内のサギの中では最大種で翼を広げると160cmほどにもなる。春先に卵を産み26日ほどで孵化する。
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- アオサギ
石垣の内部を小型ドローンで調査する。平地が何段も続いていて、人が住んでいた跡もあった。
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- 楠森島
いつか、ヒーローの番組宣伝。
漁協で紹介された楠森島の事を知る田北さんの元へ。楠森島は実はイワシ漁が盛んで松茸も獲れサツマイモ畑もあったという。父親が島民だった亀川さんを紹介してもらった。亀川さんも元島民で島で暮らしていたのは昭和30年頃、亀川さんはサツマイモや麦の畑の手伝いをしていた。昭和30年の人口は13人。高度成長期の頃から経済的な問題や子どもの教育問題などで離島したという。昭和45年に無人化。天草周辺は日本有数のイワシの漁場だった。カタクチイワシを加工したイリコは関西で飛ぶように売れ島民の生活を支えた。イワシを煮釜で煮て灰汁抜きを行い一枚ずつ乾燥させイリコ(煮干し)にする。イワシ漁の際には見張り台に人が登り群れの位置を船に知らせていた。亀川さんは一緒に上陸することになった。
亀川さんは13年前に父親を連れて島へ上陸したが、今回は自分の意思で自分のために上陸する。地元の伐採隊に協力を依頼した。亀川さんの自宅跡を探った。家の横に密集して生えていた竹を親子竹と呼んでいた。風呂は五右衛門風呂で塩水を沸かしていた。井戸も発見した。
見張り台を発見。湾が一望できた。魚群探知機もない時代の生活の知恵だった。
柱の上には作業台があり、職人たちが真珠貝をチェックし養殖に適した貝を選別していた。資材運搬などに使われた桟橋もあったという。
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- 楠森島
島での記憶が蘇っていた亀川さんは石垣の方へ。段々畑があり、石垣はその名残。ドローンで発見していた石仏は元々祠だった。亀川さんが島を離れて70数年。かつては宝の島と言われた豊かな場所だった島には人々が暮らしていた証があった。