- 出演者
- ユースケ・サンタマリア 加藤綾子 篠田麻里子
自殺することで「ある人物」への復讐を図った男性。しかも早稲田大学の政治経済学部を卒業している。そんな超エリートがなぜ自殺を図ったのか。さらに18年後、余命宣告を受けたという。そしてなぜ縁もゆかりも無い岐阜の山暮らしをすることになったのか。衝撃の真相に迫る。
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番組スタッフは岐阜県東部の白川口駅から路線バスに乗り、終点で下車。さらに歩いて、標高617メートルに位置する山間の集落へと向かった。そこで暮らしていたのは小林さん夫婦。築100年の古民家で生活していたが、昨年隣の空き家を購入し、現在は引っ越しの最中だという。裕幸さんは、早稲田大学政治経済学部を卒業後、IT関連の会社で働き、20代半ばには月50万円を稼ぐエリート会社員だった。しかし、心身の疲れから退職。さらに34歳のときには婚約者と破局することに。なぜ婚約破棄に至ったのか、そして縁もゆかりもない岐阜県で山暮らしを選んだ理由。その背景を探るべく密着。
「ニワトリランド」と呼ぶ場所では、およそ70〜80羽のニワトリを飼育。卵は多い日で1日20個、冬場は10個以下に減るという。2人では食べきれないため、余った分は直売所などに出荷し、生活費の足しにしている。しかし最近、烏骨鶏が野生のキツネに襲われてしまった。さまざまな対策をしているものの、賢いキツネはなかなか捕まらず、頭を悩ませている。そしてお昼すぎ、裕幸さんが昼食の準備をスタート。「玉ねぎの出汁漬け」「山菜の天ぷら」「自家製納豆の醤油麹和え」など計7品の料理が並び、小林さん夫婦は食事を楽しんだ。
裕幸さんは1976年、愛知県名古屋市に生まれた。父は魚屋、母は小料理屋を営み、姉とともに4人家族で暮らしていた。両親からは「勉強しろ!」と厳しく言われ、やりたいことができない少年時代を過ごした。それでも両親に褒められたい一心で勉強に励み、見事、早稲田大学政治経済学部に合格した。しかしその頃、将来にまったく希望を持てず、睡眠薬を大量に摂取して自殺を図った。死んでいる自分を見せれば復讐になると思ったからと振り返る。しかし、何の異変もなく目を覚まし、生き延びてしまった。それなら「これからは自由に生きよう!」と決意し、東京へと上京した。
世界一周の放浪の旅に出ると、様々な刺激を受け、楽しい日々を送ったという。大学卒業後は名古屋のIT企業に就職し、プログラマーとして活躍。20代半ばには月50万円を稼ぎ、充実した毎日を送っていた。しかし34歳のとき、婚約者と破局。大きな精神的ダメージを抱え、会社を辞めることに。そこで始めたのが、日本各地でのボランティア活動だった。田舎の自然や地元の人々との触れ合いを通じて心の傷も癒え、やがて田舎での自給自足生活に憧れを抱くようになった。
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そんな矢先、父親が前立腺がんに侵され、余命を宣告された。父を見舞った際にかけられた「お前がいれば安心だ」という言葉で、これまで自分が愛されてきたことを実感したという。中でも忘れられないのは、自分が作ったスープを「美味しい」と言ってくれたこと。それがとても嬉しかったと語った。2ヶ月後、父は他界。母がひとり残されたこともあり、母の近くで田舎暮らしができないかと家探しを始めた。その中で出会ったのが、現在の妻・由佳さん。お互い愛知県出身で、田舎暮らしを望んでいた者同士、すぐに意気投合。結婚後、田舎暮らしにふさわしい場所を探し求め、たどり着いたのが岐阜県の山間部だった。
番組スタッフは、小林さん夫婦が暮らす標高617mの山間からさらに上がった標高857mにある秘境宿「渡合温泉」へ。明治20年に温泉宿として登録され、今年で創業138年目を迎える。
篠田麻里子は、芸能の神様を祀るといわれる奈良の山奥「天河大辨財天社」を訪れた。しかし道中はずっとクネクネ道が続き、カーナビもおかしくなるなど、たどり着くまでに苦労したという。
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「渡合温泉」は6代目の今井俊博さん。妻で女将の美香さん。長男の健太郎さんの家族3人で切り盛りしている。ここには「ある物」がない事が魅力で全国から多くのお客さんがやってくるという。
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加藤綾子は大きな段ボール箱で娘専用のヒモで引っ張るバスを作ったと話した。
標高857メートルに位置する、岐阜の秘境宿「渡合温泉」。全国から多くの客が訪れる理由は、携帯の電波もインターネットも届かない場所にあること。強制的にデジタルデトックスとなり、心身の疲れを癒やすことができるという。ただ、宿は太陽光が当たりにくい立地のため、洗濯物は娘さん家族が手伝ってくれている。
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篠田麻里子はアイドル時代、劇場で曲の間に衣装を着替えて出る際、急ぎすぎて腰にブラジャーが着いたまま踊ってしまったと話した。
標高857メートルに位置する、岐阜の秘境宿「渡合温泉」。電波が届かないため衛星電話を使用しており、そのため水力発電のシステムが欠かせず、常に電力を確保しているという。そして、俊博さんはお客さんへ提供する食事の準備を始めた。
篠田麻里子が「日本統一 東京編」を告知。
岐阜の秘境宿「渡合温泉」では巨大な五平餅が堪能できる。味の決め手は特製醤油だれで、この五平餅を目当てに遠方からやってくるお客さんも多い。
WBSの番組宣伝。国立公園に誕生“山ホテル”。