- 出演者
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(オープニング)
オープニング
(ニッポンの里山 ふるさとの絶景に出会う旅)
キツネがすむタケノコの里 京都府 長岡京市
京都府の南西部にある長岡京市は古の都として栄え、街の中心にある長岡天満宮は天神さんと呼ばれ親しまれている。天満宮の正面にある「八条ヶ池」の水は農業用水として利用されている。池の水の源泉ともなっている西山には竹林があり、200年以上前から京都伝統の「京たけのこ」が栽培されてきた。稲岡利春さんたちは京たけのこを守る活動をしている。初夏になると肥料をまく。間伐など竹林の整備も欠かせない。適度に日が差し込むことでササユリが咲いていた。12月になると、わらを敷き詰め土をかけていた。わらが土に還ることで栄養たっぷりの堆肥ができるという。見せたいものがあると稲岡さんが土を掘っていくとカブトムシの幼虫が姿を現した。堆肥でふかふかになった土壌がスポンジのように雨水を溜め込むことで里を潤す豊かな水を育んでいる。春になると大きなたけのこがたくさんとれた。竹林には堆肥づくりの時にむき出しになった地面が至る所にあり、キツネの住処となっている。
(里山 季節のことば)
押し花御朱印(京都)
長岡京にある寺では境内に咲く季節の花を押し花にして御朱印に添えている。「柳谷観音 楊谷寺」のアジサイには花が時と共に色褪せる儚さを通して命のありがたさを感じてもらいたい住職の願いが込められているという。