- 出演者
- 天野ひろゆき(キャイ~ン) 神田愛花 ウド鈴木(キャイ~ン) 上川隆也 樋口日奈
午後10時50分に名瀬港を出港し、定刻通り午前8時30分に那覇港に到着した。米や家電、キッチン雑貨などを降ろした。離島へは沖縄本島から別の貨物船に載せ替え、宮古島経由石垣島ルートを2日間かけて回る。2つの島を起点に小さな島々に別の船が運ぶ。降ろされた乗用車がレンタカーショップに届けられた。7~10月までの繁忙期に合わせて増車している。宮古島には400社ほどレンタカー会社があるという。
乗組員の阿部さんと村田さんは、自由時間に自転車で行きつけの沖縄そば店「いしぐふー 港町店」を訪れた。寄港する土地の名物を楽しめるのも船乗りの特権。仕事で外出できない人のため、スーパーでソーキや乳製品、サーターアンダギーを買って帰った。
現在2隻目の船で那覇港まで進んだ。このあとは北海道に向けて北上する。那覇港でもずくや切り花などを積み込んだ。278台の車両を降ろし、191台を積み込んだ。
定刻通り午後3時に那覇港を出港し、午後4時50分に北九州港に到着した。ゴム製品や化学薬品、自動車部品などを降ろした。沖縄の拓南製鐵で作られたネジテツコンは、専用の継ぎ手を使いネジのように回してつなぐ。職人がいなくても天候不良でも簡単に鉄筋を接合でき、最近九州方面での需要が高まっている。191台の車両を降ろし、159台を積み込んだ。
3隻目はなのつ。博多港と敦賀港を往復している貨物船で、博多港では麦やとうもろこしなどを降ろした。中には荷台専用エレベーターがある。75台の車両を降ろし、125台を積み込んだ。スロープがたたまれたところで、港の担当者が船内に忘れ物をしたと連絡があった。しかし忘れ物はしていなかったことがわかり、定刻より30分遅れて午後9時に出港した。
次は敦賀港に翌日午後4時30分に到着予定。遅れて出発していたが、この日は強風と高波でスピードが出せなかった。工作室では機関部がメンテナンス中だった。波が穏やかになり、乗組員は食堂で一息ついた。やがて京都の丹後半島が見えてきた。
定刻通り午後4時30分に敦賀港に到着した。125台の車両を降ろし、104台を積み込んだ。4隻目はひだか。なのつから載せ替えて九州から北海道まで運ぶ荷物もある。敦賀港は九州と北海道をつなぐ中継地点で、江戸時代の北前船でも重要な港だった。ひだかには除雪車も積み込まれた。車検を通すのに時間がかかるため、夏から北海道に除雪車を運ぶ。127台の車両を降ろし、137台を積み込んだ。
午前0時に敦賀港を出港した。次は苫小牧港に翌日午前1時到着予定。ひだかのメインエンジンの出力は約2万310馬力。
敦賀港から苫小牧港へ日本海を北上中。ひだかはStarlinkを利用しており、陸から離れていてもインターネットができる。
午後4時、ひだかは男鹿半島沖まで進んだ。調理室では司厨長の小本さんが鶏もも肉のみそ漬けなどボリューミーな夕食を作った。乗組員は、船に乗って痩せた人は聞いたことないと話した。
定刻通り午前1時に苫小牧港に到着した。パルプ、チップ用材、農機具、石油製品などを降ろした。ヤマト運輸の倉庫には、福岡の工場で作られた茅乃舎だしが届けられた。北海道は昆布だしの本場だが、最近はあごだしが人気になっている。137台の車両を降ろし、145台を積み込んだ。
ここまで4隻を乗り継いで北海道に戻ってきた。釧路まではひまわり7が荷物を運ぶ。エンジンや発電機に使われる潤滑油は、使用しているうちに汚れるため洗浄機できれいにする必要がある。潤滑油は粘土が高く高温にしないと流れない。潤滑油を温めるヒーターがギトギトになっていたため、停泊中に整備した。苫小牧港では紙パルプ、自動車部品、米などが積み込まれた。午後4時30分に苫小牧港を出港した。
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ひまわり7は荷物を積み終え、釧路港へ向けて出港した。船長は港の脇の水路から出港しようとする船を見つけ、スピードを落とし汽笛を鳴らしたが、問題の船は水路から出港した。さらにスピードを落として前の船を先に行かせ、間隔をあけて航行した。苫小牧港を抜けて太平洋に出た。予定より15分早い午後2時45分に釧路港に到着した。釧路港ではトラック、中古車、機械、日用品などを降ろした。78台の車両を降ろし、77台を積み込んだ。取材日数13日、5隻の貨物船を乗り継いだ日本一周はここでゴールとなった。
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