- 出演者
- 勝呂恭佑
オープニング映像。
G20の財務相・中央銀行総裁会議には日本からは加藤財務大臣と日銀の植田総裁が出席し、初日は途上国の気候変動対策などに向け世界銀行など国際開発金融機関の機能強化について意見が交わされた。日本時間の今夜からは2日目の会議が開かれ世界経済などをテーマに議論が行われる見通し。前回ことし7月の会議では記録的な物価上昇がいくぶん落ち着き、共同声明で世界経済はソフトランディング(軟着陸)する可能性が高まっているという見通しを示した。各国の中央銀行は物価の抑制から景気の下支えに軸を移しヨーロッパ中央銀行、英国、カナダに続き先月には米国のFRB連邦準備制度理事会も4年半ぶりの利下げに踏み切った。また中東情勢が一段と緊迫化しているほか来月には米国大統領選挙を控え経済だけでなく国際政治情勢も転換点を迎えている。こうした中、今回の会議では世界経済をどのようにソフトランディング軟着陸に導くかが主要なテーマになる見通しで政策面の連携が重要だという認識で一致できるかが焦点となる。
米国の航空機メーカー・ボーイングでは賃上げの幅などを巡って労働組合によるストライキが先月から続いているが、会社が示した4年間で35%の賃上げなどを柱とした新たな提案が組合員による投票の結果、否決された。これによってストライキは継続されることになりボーイングの経営だけでなく取引先への影響も懸念される。
- キーワード
- ボーイング
米国のワシントンを訪れている日銀の植田総裁はIMF(国際通貨基金)が主催するイベントに出席し米国経済がどうなるのかという懸念を持ち続けてきたが、なお中期的な動向は見極められていないという認識を示した。さらに金融正常化を進める中で低い金利が続くという期待が生み出されると後に問題になることもあると指摘し、バランスを取って政策を進める必要があるという認識を示した。
11月から携帯電話を使用しながら自転車を運転するいわゆる、ながら運転が法律で禁止されるのを前に警察官が自転車の利用者に対し注意を呼びかけた。警視庁によると1月から9月までに発生したながら運転による人身事故は34件でこのうち31件は画面を注視していたことが原因だという。
全国の気象情報を伝えた。