- 出演者
- 今井翔馬
オープニング映像。
EU(ヨーロッパ連合)は外相会議を開き、ウクライナのシビハ外相もオンラインで参加して、ロシアによる侵攻が続くウクライナへの支援について協議した。会議のあとEUのボレル上級代表は記者会見を行い、冬を迎えロシア軍がエネルギー施設を相次いで攻撃したことを踏まえ、「プーチン氏は和平交渉をする気もなく、ウクライナを征服し服従させるという目標を達成するために戦争をエスカレートさせている」と非難した。そのうえで北朝鮮とイラン、中国の3か国を名指しし、「北朝鮮、イラン、中国なしにはロシアは戦争を継続できない。この3か国が兵器を供給しているという報告を懸念している」と述べた。EUによると、会議ではウクライナ支援の継続を確認したという。
アフリカのスーダンでは、去年4月に軍と準軍事組織による武力衝突が始まってから1100万人以上が家を追われて難民や国内の避難民となり、食料不足が深刻化するなど人道危機が続いている。こうした中国連の安保理では、今月の議長国の英国などが紛争の当事者に対し、直ちに戦闘をやめ停戦合意に向けた対話を行うよう呼びかける決議案を提出した。しかし採決ではロシアが拒否権を行使し、賛成14か国、反対1か国で否決された。英国のラミー外相は「ロシアの拒否権行使は恥ずべきものであり、ロシアの真の姿をまたしても世界にさらした。プーチンよ、恥を知れ」などと非難した。これに対しロシアのポリャンスキー国連次席大使は、拒否権を行使した理由について「停戦は安保理の決議によってスーダンの人々に押しつけられるべきものでない」などと述べ、「英国の姿勢は植民地主義的だ」などと非難の応酬を繰り広げた。安保理でことし拒否権が行使されたのは、これで6回目。
気象情報を伝えた。
エンディングの挨拶。