- 出演者
- 中山果奈
オープニング映像。
日本製鉄による米国の大手鉄鋼メーカー「USスチール」の買収計画について、安全保障上の観点から審査を続けてきた米国政府の委員会が買収を認めるかどうかの判断を示さず“大統領に判断を委ねることを決めた”と米国の複数のメディアが報じた。バイデン大統領はこれまでに繰り返し買収計画に否定的な考えを示していて、判断の行方が注目される。これについて日本製鉄は「現時点では買収に関する最新状況について委員会から報告を受けていない」とするコメントを出した。そのうえで「大統領が熟慮されることを強く要望する。日本製鉄とUSスチールは買収のメリットを公正に評価してもらえれば承認してもらえると強く信じている」としている。
日銀は米国大統領選挙の直前に開いたことし10月の金融政策決定会合の議事要旨を公表した。米国の新政権の政策で金融市場や物価がどのような影響を受けるのか見極めるべきだといった意見が相次ぎ、金融政策の維持を決めていたことが明らかになった。この中では今後の金融政策の運営について、経済と物価の見通しが実現していくとすれば利上げを検討するという基本的な姿勢を確認する一方、米国で大統領選挙が行われる直前だったこともあり影響を注視するべきだという意見が相次いでいた。複数の委員から「新政権の政策運営は金融資本市場の変動を通して日本の物価の上振れリスクとなる可能性もある」という認識が示されたほか、1人の委員からは「もともと緩やかなペースの利上げを想定している中で、大統領選挙後の状況を含め今後の展開を見ることはできる」という意見も出ていた。この会合に続いて開いた今月の会合でも日銀は「トランプ次期大統領の政策が経済に与える影響や、賃上げに向けた動きを見極めたい」として追加の利上げを見送っていて、来月下旬に開かれる次の会合での対応に市場の関心が集まっている。
フランスの大統領府は23日、12月、新しい首相に就任したバイルが率いる内閣の閣僚名簿を発表した。短命に終わった前の内閣と同様、少数与党である中道の政党と右派の共和党の議員が中心となっている。今後も政局の混乱が続けばマクロン大統領のさらなる求心力の低下は避けられないとみられていて、安定した政権運営ができるのかが注目される。
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- エマニュエル・マクロンフランソワ・バイル
気象情報を伝えた。