- 出演者
- 山内泉
気象庁によると関東甲信では日中の気温上昇と暖かく湿った空気の影響で、これから今夜遅くにかけて大気の状態が不安定になり、関東北部や長野県などでは局地的に激しい雨が降るおそれがある。気象庁は落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼びかけている。急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物の中に移動するなど安全の確保を。午前11時までの最高気温は、群馬・高崎市で29.7度、長野・長野市で28.9度などとなっている。このあと気温はさらに上がる見込みで日中の最高気温は、群馬・前橋市と山梨・甲府市で32度、栃木・宇都宮市で31度、茨城・水戸市や埼玉・さいたま市、長野市で30度と真夏日になると予想されているほか、東京都心や神奈川・横浜市で29度などと予想。湿度も高いため、引き続き熱中症に十分注意し我慢せずにエアコンを使用したり、のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給したりするなど対策を心がけて。
蚕の繭の産地として知られる埼玉・秩父地方で、ことし最初の繭が出荷された。2軒の養蚕農家が春の時期に育てた蚕の繭をJAの施設に運んだ。JAの職員などが汚れがあるものや形の悪いものを取り除き、出荷用の袋に詰めていった。きょう運び込まれた繭は160キロほどで、このあと長野県の製糸工場に出荷される。秩父地方では江戸時代から養蚕が盛んでかつて多くの農家があったが、今は2軒まで減っている。養蚕農家・瀬能紀夫さんは「春繭は状態よく、いい繭がとれて豊作」、JAちちぶ養蚕部会・久米悠平部会長は「無事出荷できてほっとしている。伝統産業として残っていく方向につながればいい」と語った。秩父地方での繭の出荷は、夏から秋にかけあと3回行われる予定。
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